ぷりぷり食感のイカ・タコ調理法

ぷりぷり食感のイカ・タコ調理法

みなさんは、イカやタコを家庭料理に使いますか? 居酒屋や寿司屋に行けばおなじみの食材ですが、家で使うとなるとなんとなく手間がかかりそうで、ついつい冷凍のシーフードミックスで済ましてしまいがち、という方もいるでしょう。

でも実は、イカやタコは魚料理のように下味をつけたりしなくてもいいですし、特にイカはさばき方を一度覚えてしまえば簡単に調理できるのです! やわらかく味もさっぱりしていて、タンパク質も豊富に含まれており、食欲がすすまない夏場にも重宝する食材です。

今回は、さばく際の簡単なポイントとすぐに使える簡単レシピをご紹介します。

イカのさばき方

スーパーでスルメイカを買ってきたら、早速さばいてみましょう。イカの選び方ですが、胴体の張りがよく、赤褐色で透き通っていて、目が飛び出しているものが新鮮です。白っぽくなっているものは鮮度が落ちているので注意しましょう!

イカは冷凍すると旨味が増すため、その日使わない分はさばいてからラップにくるんで冷凍庫に入れておけばOKです。

さばき方は動画サイトにいくつもアップされているので、それらを参考にするとイメージが湧きやすいと思います。ここではさばく手順のポイントを簡単にお伝えします。

 

イカをさばく際のポイント

  1. 胴体の中に手を入れて、足の付け根の部分で切り落とし、胴体から引き離します。わたの部分は基本的には使いません。

  2. 胴体は、輪切りにして使う場合はそのまま2cm幅に切っていきます。(お刺身などにする場合は、耳の部分(一番上の三角形のところ)を切り離し、別途短冊切りにしてしまいましょう。)次に、茶色の皮を剥いて胴体を開きます。水で洗うと美味しさが損なわれてしまうため、洗いすぎには気を付けましょう。

タコのさばき方

イカにくらべてタコはさばくのに手間がかかります。スーパーではボイルされた状態で売っていることが多いので、さばくことはあまりないかもしれませんが、どうやってさばかれているのかを知るだけでも調理しやすくなります。

タコをさばく際のポイント

  1. タコはまず釣った直後に「活き締め」状態にします。動き回るタコを締めることで、生きたまま扱いやすい状態にします。目と目の間に針を刺して、タコの体色が白っぽくなるまでグリグリと刺激します。そうすると吸盤が吸い付かなくなり「活き締め」状態となります。

  2. 頭の部分を裏返しにして、内臓を全て取り除きます。

  3. ヌメリを取るため、大量の塩で30分ほど揉み込みます。

  4. とれたヌメリを水で洗い流し、沸騰したお湯で茹でます。スーパーで売っているような、赤い「ボイル」された状態になります。

イカ・タコの簡単なイタリアン・スペイン料理のレシピ

地中海に面している地域では、料理に海産物をよく使うので日本人にも親しみやすい料理が多いです。イカもタコも長く加熱すると硬くなって食べにくくなるので、熱するのは2分程度にしましょう。

タコときのこのアヒージョ

小さい鍋に2cmほどの深さのオリーブオイルを入れて加熱し、刻んだにんにくと鷹の爪を入れます。にんにくの香りがでたら一口大に切ったタコとお好みのきのこ類を加え、2~3分ほど煮ます。これで出来上がりです!軽く焼いたフランスパンに乗せて食べるのもオススメです。

いつものパスタにイカを

輪切りにしたイカなら、トマトソースパスタをはじめどんなパスタにも合います。脚の部分も使ってみると、見た目にも新しい料理になるかもしれません。

タコとオリーブのトマトソース煮

カットトマト缶を塩やこしょうで味つけしたところに、タコやオリーブを入れて少し煮れば、スペインバルでお馴染みのひと品が出来上がります。ワインやサングリアなどもすすみそうです。

イカやタコを家庭で地中海料理に!

いかがでしたか? 慣れてくると魚よりもさばくのが簡単で調理も楽なイカ・タコを使って、マンネリになりがちな食卓にぷりぷり食感のメニューを追加してみてください。


参考:

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