
魚・貝のレシピ
タラと白菜の簡単蒸し料理 蒸し器が代用できる!
お鍋の季節とともに、スーパーでは冬に旬を迎えるいろいろなお魚が並び始めます。なかでもポピュラーなのが「タラ」。味にクセがない白身のタラは、魚が苦手な人でもおいしく食べることができます。
どんな料理とも相性が良いタラを、今回は冬野菜の白菜と一緒に蒸し料理にアレンジ。バルサミコ酢とひじきのオイルソースをたっぷりかけていただきましょう!
蒸しタラと白菜のひじき入りバルサミコソースがけ
材料(3人分)
Ø 真タラ(切り身) 3切れ
Ø タイム 2枝
Ø ニンニク 1片
Ø オリーブオイル 大さじ3
Ø 白菜 3~4枚
Ø ローズマリー
(ソース)
Ø 生ひじき 100g
Ø タマネギ 1/2個
Ø バルサミコ酢 25cc
Ø しょうゆ 50cc
Ø オリーブオイル 50cc
Ø はちみつ 大さじ1
(付け合わせ)
ベビーリーフ 適宜
作り方
1. バットに刻んだローズマリー、ニンニク、オリーブオイル、タラを入れ、冷蔵庫に2時間ほど置き、マリネにする。
2. ソースを作る。鍋にみじん切りにしたタマネギとソースの材料をすべて入れ、ひと煮立ちさせる。
3. 白菜を茎と葉に分けて切る。
4. 蒸し器に水を入れて沸騰させ、蒸気があがったところに白菜を敷く。
5. その上にマリネしたタラを置き、ふたをして10分ほど蒸す。
6. 蒸しあがったらタラと白菜を取り出す。白菜を食べやすい大きさに切り、その上にタラを置く。
7. ソースを温め直して6.にかけ、ベビーリーフを添えてでき上がり。
今回の料理のポイント
臭みが少なく、淡白な味わいのタラは、しっかりとした味付けをすることでおいしさが生きてきます。また、少ないとはいえ、人によってはタラの独特のニオイが苦手という人も。
そこで今回は、ハーブ入りのマリネ液につけることで臭みを取り除くとともに、香りよく蒸し上げる効果をねらいました。
さまざまな料理に使うことができるタイムは、ハーブ界の万能選手。肉や魚のロースト料理や煮込み料理など、長時間をかけて火を通す料理にも適しています。
タイムを使う一番の目的は、肉や魚の臭みを消すこと。ですがそれだけでなく、タイムの香りが素材に移ることで風味や深みを与えてくれますよ。
蒸し器がなくても大丈夫!鍋とお皿で代用
蒸気で素材を蒸すだけの蒸し料理はとても簡単ですが、蒸し器がないご家庭も多いのでは? 時短料理に最適なシリコン製のスチーマーでも作ることができるので、お持ちの方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
蒸し器やシリコン製のスチーマーがない場合は、お手持ちのお鍋でも代用できますよ。
鍋とお皿で作る蒸し器
用意するもの
Ø 深めの鍋
Ø 鍋のサイズよりひと周り小さい深めの皿
Ø 平らなお皿
蒸し方
1. 鍋に深めのお皿を入れ、かぶらない程度に水を張る。
2. その上に平らなお皿を載せて火にかけ、水が沸騰したら食材をお皿の上に置く。
3. ふたをして食材に火が通るまで蒸す。
お皿がカタカタと動く場合は、ザルを代用してみましょう。
なにかと便利な蒸し器ではありますが、保管となると意外と場所をとるもの。最近ではスチーマー付きのオーブンもあるので、上手に利用してみてはいかが?
冬の味覚「タラ」をいろいろな料理にアレンジしてみよう!
冬に旬を迎える「タラ」。1尾まるごとをご覧になったことはありますか? タラは「鱈」のほか「大口魚」とも書くように、口がとても大きく、魚のなかでもとても大食漢なことで知られています。その特徴から、「たらふく食う」の語源にもなっているとか。
タラは味が淡白なため、調理によっていろいろなアレンジを楽しむことができます。コクのあるクリームソースを使ってグラタンやシチューに。アサリや有頭海老などと一緒に煮込むブイヤベースもおすすめです。フライ、ホイル焼き、煮付け、ムニエルなど、食卓でおなじみの料理にも適しています。ぜひいろいろな料理にアレンジをして、冬の味覚「タラ」をたっぷり味わってくださいね。
文&写真:ねこ りょうこ
スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。