体にいいことがいっぱい!魚の栄養価について

日本人のひとり当たりの摂取量、魚介類と肉類ではどちらが多いかご存知ですか?

正解は、肉類です! 日本人は昔から動物性タンパク質はそのほとんどを魚介類から摂ってきましたが、2006年頃にその順位が逆転し、いまでは肉類の消費量の方が多いのです。

食の欧米化が進み、パンや肉類をよく食べるようになる一方で、お米や魚の摂取量が減ってきています。それが一因となって、健康への影響も少なからず出ているというニュースはメディアでもよく報じられています。実際、欧米型の食生活では高脂肪・高コレステロールになりがちで、太りやすくなったり心臓病になりやすくなったりするという側面もあります。

確かに魚は種類も多く、魚ごとにさばき方や調理のコツも違ったりして手間に感じる部分もありますが、大人はもちろんお子様の健康的な生活にはやはり魚介類の栄養は必須です。今回は魚介類に含まれる栄養とその役割をご紹介します。

多くの魚に共通する栄養素

タウリン

アミノ酸の一種で、動脈硬化や心疾患を予防する効果があります。コレステロールを減らす働きもあり、血管・心臓への負担を減らす効果があるということから、魚を食べることはまさに肉類の摂り過ぎによる高コレステロール状態を解消する第一歩となります。貧血の予防効果もあるので、日頃の食生活でメインディッシュを肉類から魚介類に意識的に変えていくと健康にとって前向きな効果が期待できそうです!

EPA(エイコサペイタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)

EPAとDHAは両方とも魚の皮下脂肪の部分に含まれています。脂肪とは意外ですが、これも血液をサラサラにする効果があるほか、DHAは脳や神経の機能維持にも大切な役割を果たしています。子どもの頃、「魚を食べると頭が良くなるよ」と親から言われたものですが、あながち迷信ではないのかもしれません。

魚別に特徴的な栄養素

炭水化物・タンパク質・脂肪が三大栄養素といわれるのに対し、ビタミンやカルシウムなどのミネラルを微量栄養素(多くの種類を少量ずつ摂取するべき栄養素)といいます。魚介類にはその微量栄養素が多く含まれています。

ビタミンD

骨をつくるにはカルシウムとビタミンDが必要ですが、その骨の強さはだいたい18歳頃までに決まってしまうため、特にお子さんには多く摂ってもらいたい栄養素のひとつです。魚の種類でいうと、サケやニシン、カジキに多く含まれています。骨粗しょう症の不安がある方も、積極的に食べるようにしていきたい栄養素です。

カルシウム

骨をつくるもとになるカルシウムは、小魚に多く含まれています。少量ずつでも毎日食べることが大事ですので、サラダや豆腐にかけるなど、毎日忘れずにメニューに加えていけると理想的です。

亜鉛

子どもの成長や生殖機能の健全な発育には、カキやカニ、イワシに含まれる亜鉛が必要となります。亜鉛の不足は、男性・女性ともに不妊症の原因になるともいわれていますので、これも意識的に摂っていきたい栄養素のひとつです。

タンパク質だけでなくビタミンなども多く含む魚介類

その他にも、不足すると貧血や精神的に落ち込んでしまうともいわれているビタミンBや、ビタミンA、ビタミンEなどの微量栄養素が多く含まれる魚介類。普段は買うことのない種類の魚も、料理をしてみると意外に簡単で美味しかったりするので、スーパーでいつもは見ない棚も少し覗いてみてはいかがでしょうか。食卓の登場人物が増えれば、また新たな「美味しい!」のきっかけになること間違いなしです。


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