ズワイガニで作るトマトクリームソースパスタの作り方

ズワイガニで作るトマトクリームソースパスタの作り方

冬に旬を迎えるズワイガニ。カニスキやカニ鍋などで食べることが多い寒い時期のごちそうですが、トマトソースとも相性抜群!

生クリームを加えることでトマトの酸味がまろやかになる「トマトクリームソース」と「ズワイガニ」のマリアージュをご堪能ください。

ズワイガニのトマトクリームソースパスタ

材料(2人前)

Ø ズワイガニのむき身 80g

Ø 白ワイン 大さじ2

Ø ニンニク 1

Ø オリーブオイル 大さじ1

Ø ホールトマトの缶詰 2分の1

Ø 生クリーム 4分の1カップ

Ø チキンスープの素 小さじ1

Ø ケチャップソース 大さじ1

Ø パスタのゆで汁 お玉1杯分

Ø 塩・コショウ 少々

Ø パスタ 180g

作り方

1. 鍋に塩を入れ、パスタ用のお湯を沸かす。

2. ズワイガニをさばき、身をほぐしておく。
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3. ニンニクは芯を取り、スライスする。
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4. フライパンにオリーブオイル、白ワイン、ニンニクを入れ焦がさないように香りよく炒める。

5. 4.の香りが立ってきたらカニのむき身を加え、さっと炒め合わせる。
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6. ホールトマトの缶詰を汁ごと入れ、トマトをつぶしながら混ぜあわせる。そこに生クリームを加える。
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7. チキンスープの素、ケチャップソースを加え、弱火で3~4分ほど煮詰める。

8. 沸騰したお湯にパスタを入れ、表示時間よりも1分ほど短くかためにゆでる。
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9. ゆであがったパスタとゆで汁お玉1杯分を7.のフライパンに入れ、パスタに絡めながら炒め合わせる。
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10. 塩・コショウで味を整え、器に盛りつけてでき上がり。

今回のレシピのポイント

トマトクリームやホワイトソースなどで作るパスタは、濃厚な味わいのものが多く、本場イタリアでも秋冬によく食べられています。それに対して夏は、唐辛子がきいた、あえるだけのオイル系のパスタが好まれる傾向にあるようです。

トマトはイタリアを代表する食材ではありますが、フレッシュトマトの時季を過ぎると、イタリアマンマたちも缶詰を使用します。イタリアのスーパーにはトマトの缶詰だけで通路を占めるほど、たくさんの種類のトマト缶が売られており、その様はまさに圧巻! 

市販のトマト缶を使用するほか、イタリアでは夏に収穫したトマトをオリーブオイルやニンニクとともに煮詰め、瓶で保存する習慣があります。
密閉保存されたトマトソースは長期保存ができ、パスタはもちろん、煮込み料理や肉、魚のソースに1年を通して使われています。

ソースを絡めて作るパスタは、ゆで時間を表示時間よりも短めに設定するのがポイントです。フライパンでソースと絡める際の加熱時間を考慮しましょう。

アルデンテにゆでるためには、時間も重要ですが、こまめに食べてみることをおすすめします。ご家庭の調理器具によって火力は異なるので、コツを覚えておくと失敗なくゆでることができますよ。

「ズワイガニ」と「紅ズワイガニ」の違いとは?

一般的にズワイガニと呼ばれるものは正式名称を「本ズワイガニ」といいます。ところが、市場に出回っているものなかには「紅ズワイガニ」がまぎれていることがあるようです。

 紅ズワイガニは本ズワイガニよりも深い海に生息している深海性のカニです。 本ズワイガニに比べて価格が安く、おサイフに優しいことでも知られています。

味の違いは、身がしっかりしまった本ズワイガニに比べて身が細く、水っぽいという特徴があります。そのため、身そのものを味わうよりも、鍋のだしにおすすめです。
購入する際は、価格と表記をしっかりチェックしましょう。

メスのズワイガニは「赤いダイヤ」が詰まっている!?

ズワイガニのメスは、オスに比べて小ぶりのため、高値で取引されるのはもっぱらオス。ところが、メスのズワイガニには「赤のダイヤ」と呼ばれる「内子(うちこ)」があるのをご存知ですか?

内子とは、受精前の卵巣の部分で、その見た目が赤く、希少性が高いことから「赤のダイヤ」と呼ばれているとか。プチプチとした食感と、みそが混ざり合ったなんともいえないおいしさは珍味として重宝されています。さばいて赤のダイヤが見つかったらラッキー! みそと和えていただきましょう。

文&写真:ねこ りょうこ
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スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。

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