魚・貝のレシピ
ネバネバパワーで健康に! アカモクと納豆のとろろ入りそうめん
アカモクという海藻をご存知でしょうか?地域によっては“ギバサ”、“ギンバソウ”、“ナガモ”など、いろんな名称で親しまれており、ワカメや昆布、メカブなどの褐藻類に該当する海藻になります。アカモクは、水溶性食物繊維がたっぷりで、腸内環境を整え、免疫力を高めてくれる効果があるといわれています。そんなアカモクは、想像以上にネバネバ。オクラや納豆など、ネバネバとした食材は身体によく、健康によい食材として愛されていますよね。そんなネバネバしたアカモク、山芋、納豆を具材にして、ネバネバした食材をたっぷりと取り入れたレシピのご紹介です。アカモクはクセがなく、ほかの食材との相性も抜群。アカモク独特の磯の香りがたまりませんよ。健康的な食生活を目指している方は、ぜひ試してみてくださいね。
所要時間約20分※下準備を除く (2人分) (作りやすい分量)
【材料】
アカモク(下処理していないもの、もしくは下処理済みでもよい) 200g
そうめん(茹でて水で〆たもの) 2人前
卵黄 2個分
納豆(ひきわり、小粒 好みのもの) 2パック
とろろ(すりおろしたもの) 5センチ
青ネギ(小口切り) 適量
胡麻 適量
[A]※自家製めんつゆ
粉カツオ 5g
水 150cc
醤油 35cc
酒 40cc
砂糖 小さじ1.5
昆布(2センチ×2センチ) 1枚
《下準備》
・アカモクを流水でよく洗っておく。数回にわけ、水でよく洗う。ゴミなどが付いているのでよく見て、処理する。
・そうめんをタイミングよく茹で、水で〆ておく。水気を切って器に盛り付けておく。
・山芋の皮をむき、すりおろしてとろろにする。好みで山芋の皮を直火で焼き、すりおろしてもよい。
・卵を割り、卵黄だけにしておく。
・青ネギを食べよく小口切りに切っておく。
・[A]※自家製めんつゆの材料を小鍋などに加え入れ、あらかじめ用意しておく。
《作り方》
1、流水でよく洗ったアカモクを手でしごき、軸を取り除く。
《ポイント》
漁獲されたアカモクは、泥などが付いていることがあるため、流水で何度も洗うこと。アカモクの先端からしごくと軸を綺麗に取り除くことができる。しごくように爪先をたてると、取りやすい。
2、鍋にお湯をたっぷりと沸かし、10~20秒さっと茹でて、流水で冷やしておく。
《ポイント》
アカモクの色が鮮やかな緑色に変化するまで茹でること。茹ですぎないよう、色が鮮やかになれば、さっとザルにあげ、冷水にとって冷ます。
3、アカモクの水気をきり、包丁で細かく刻む。
《ポイント》
できるだけ細かく刻むと食べやすい食感になる。刻むためにフードプロセッサーを使用してもよい。ぬるぬるしてくるが、できる限り細かくたたくと美味しく仕上がる。
4、[A]を火にかけて沸騰させる。沸騰させた後、火をとめてしばらく冷ます。冷めたらキッチンペーパーなどを使ってこす。
《ポイント》
出汁を作るのが面倒であれば、市販されているめんつゆを使用してもよい。キッチンペーパーでこすときは、最後を絞らないようにする。そうすることでエグミが出にくい。
5、茹でて〆ておいたそうめんを器に盛り、とろろ、アカモク、納豆を盛り付ける。
《ポイント》
お好みに合わせてトッピングの量を調整すること。アカモクが余った場合、数日以内に食べるのであれば冷蔵庫へ。冷凍庫で長期保存することもできる。
6、盛り付けた具材の中央に黄身をおとす。お好みで、胡麻や生姜、ワサビを添えていただく。
《ポイント》
黄身の下に大葉をしいてもよい。黄身が崩れないように注意して盛り付けること。
《今回のレシピのポイント》
・アカモクの食感を活かし、ぬるぬるした食材と合わせて仕上げました。夏バテして食欲のない日や、健康にもよい海藻ですので、ぜひ取り入れましょう。
・うどんのほか、蕎麦やひやむぎ、そうめんや冷やし中華などもおすすめです。ぜひお試しくださいね。