魚・貝のレシピ
香ばしくてクセになる! ガラエビと長芋のバターガーリックソテー
福井県といえば、越前ガニ。越前カニに加えて、人気があるのが甘エビではないでしょうか。エビの中でも、深海の日本海に生息しているといわれるのがガラエビです。ガラエビは、正式名称を“クロザコエビ”と言われているエビのこと。地物のエビとして愛されており、地域によって、ガサエビ、ツチエビ、モサエビ、ドロエビなどいろんな呼び方で親しまれています。見た目はゴツゴツとしていて、どんな味なんだろう?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ガラエビは、とても甘みが強く、食べてみれば、たちまちトリコになってしまうでしょう。そんなガラエビと長芋を使ってバターガーリックソテーにしました。ガラエビは鮮度がいいものを選びましょう。一度素揚げすることで、身が崩れにくくなり、殻も頭もすべて食べられるようになります。カリカリの食感に仕上げてくださいね。
所要時間約30分※下準備を除く (3~4人分) (作りやすい分量)
【材料】
ガラエビ(殻付き、頭付き) 1パック
長芋(皮をむき、0.8センチ幅の輪切りにしたもの) 5センチ分程度
薄力粉 適量
[A]
バター 大さじ2/3~1
ニンニク(スライス) 少々
油(揚げるため) 適量
塩・胡椒 適量
レモン(くし形切り) 適量
パセリ(みじん切り) 適量
《下準備》
・長芋は皮をむき、0.8センチ幅の輪切りにする。
・ニンニクは皮をむき、芯を取ってから、スライスする。
・パセリは流水で洗い、みじん切りにする。
・長芋は好みで、直火でひげ根を焼いてから表示通り切る。
《作り方》
1、ガラエビは水気をキッチンペーパーでふき取り、ヒゲの部分を取り除き、薄力粉をうすくまぶす。
《ポイント》
水気をキッチンペーパーでふき取ることで、素揚げした際に油がはねることをふせぐことができる。
2、小さめのフライパンを用意し、ガラエビを素揚げする。油をしっかりときる。
《ポイント》
カリカリに揚げることで、丸ごと食べられるようになる。じっくりと焦げないように、火加減を調節しながら揚げること。
3、ガラエビに続いて、長芋もじっくりと素揚げする。
《ポイント》
素揚げできたらしっかりと油をきること。ソテーする際、余計な油が多くなりすぎないようにする。好みでしゃっきり感を残した長芋がいい場合は、短時間で引き上げるとよい。
4、[A]をフライパンに入れて火にかける。ニンニクの香りがするまで炒める
《ポイント》
にんにくに火を入れすぎると焦げてしまいそうなら、この時点で取り出しておく。にんにくは好みで増量してもよい。
5、素揚げしておいたガラエビ、長芋を加えてソテーしていく。なじんだら調味し、器に盛り付け、パセリをちらし、レモンを添えるとよい。
《ポイント》
ガラエビの持っている塩気もあるため、味を見ながら塩胡椒で調味するとよい。炒めるときに、ガラエビの頭の部分が外れそうになるので、菜箸などでそっと炒めること。
《今回のレシピのポイント》
・長芋の代わりに、ジャガイモや里芋でも美味しいです。里芋を使う場合は、ぬめりを取ってからキッチンペーパーで水気をふき取り、素揚げしましょう。
・味の決め手はバターです。美味しい発酵バターなどを使うと、味が格段と上質に上がります。
・季節によってはアスパラガスやブロッコリー、スナップエンドウや季節のハーブを一緒に加えると季節感も出て美味しいです。ぜひ、そのとき旬のお野菜を使って作ってみてくださいね。
・ガラエビがないときは甘えびを使ってもよいですし、ブラックタイガーでも代用できます。その場合、殻を剥いて、下処理してから手順通りに作るとよいでしょう。
《アレンジレシピ》
・今回の味わいは基本的にガーリックバター。さらに醤油を加えるとまた美味しく仕上がります。ぜひお試しくださいね。