魚・貝のレシピ
おうちでイタリアン!カサゴと彩り野菜のイタリア風煮込み
カサゴといえば、ガシラやホゴ、アラカブなど地域によってさまざまな呼び名で親しまれている魚ですね。刺身や煮付けにして食べると美味しいカサゴ。そんなカサゴをイタリア風煮込みに仕上げました。メインの魚に加えて、トマト、オリーブ、パプリカ、ナスで彩り良くしました。手間暇をかけて丁寧に調理すれば、普段の魚料理もパー料理に早変わり。お気に入りの大皿に盛り付ければ、たちまち食卓がゴージャスに演出できます。魚の美味しい出汁、野菜本来の旨味が凝縮された煮込みのスープは絶品です。ご家庭でイタリア料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
所要時間約40分※下準備を除く (2~3人分) (作りやすい分量)
【材料】
カサゴ(下処理済) 3匹
[下味]
ハーブソルト 適量
[A]
オリーブ油 適量
ニンニク(みじん切り) 大1かけ
赤唐辛子(種を取り除きちぎったもの) 1/2~1本
トマト(湯むきした後、ざく切り) 2~3個
オリーブ 1袋
パプリカ(一口大にカット) 1個
ナス(一口大にカット) 1本
バジル(ちぎったもの) 1枝
[B]
白ワイン 1と1/2cup
水 4/3cup
薄口醤油 小さじ1~
キビ砂糖 大さじ2/3
[その他]
塩コショウ 少々
《下準備》
・ニンニクは皮をむき、芯を取り除き、みじん切りにする。
・赤唐辛子は種を取り除きちぎっておく。
・湯を沸かし、トマトを入れて湯むきしてざく切りにしておく。
・パプリカは一口大にカットしておく。
・ナスは一口大にカットにカットしておく。
・バジルは流水で洗い、葉だけちぎっておく。
《作り方》
1、あらかじめ下処理されているカサゴ(ガシラ)を水洗いし、キッチンペーパーなどで水気をふき取っておく。
《ポイント》
水気をふき取る際、カサゴの背びれに注意すること。ヒレのトゲが目立つ場合、軍手などをはめてキッチンバサミでヒレをカットするとよい。
2、1のガシラに切り込みを入れ、ハーブソルトをまんべんなくふり、しばらくおいておく。
《ポイント》
切り込みを入れることで、味がよくしみこみ、煮込んだ後に食べやすくなる。
3、鍋かフライパンに[A]を入れて弱火にかける。
《ポイント》
ガーリックと赤唐辛子の香りをしっかりと引き出すこと。
4、3の油に香りがうつったら、あらかじめ用意しておいた[B]を注ぎ入れる。
《ポイント》
ニンニクが焦げないうちに[B]を注ぎ入れること。[B]の白ワイン、水、薄口醤油、キビ砂糖は分量通りにしっかりと用意しておくと慌てずに調理を進めることができる。
5、火加減を強火にして、沸騰したらカサゴを入れる。
《ポイント》
強火にすることで、カサゴに一気に火を通すことができる。
6、5に用意しておいたトマト、ナス、パプリカ、を加えてひと煮たちさせる。
《ポイント》
野菜は食べやすい大きさにカットしておく。あまり小さすぎると食感がなくなってしまうため注意すること。
7、火を中火にし、カサゴに煮汁を時々かけながら火を通す。ここで味が足りなければ、塩コショウで調味する。
《ポイント》
カサゴに煮汁をかけることで、カサゴに味がしみ込んでいく。下味で塩分を足しているので、一気に塩胡椒を加えず、野菜から引き出された旨味も加味しながら調味すること。
8、7が煮立ってきたらオリーブを入れ、バジルをちぎって入れ、仕上がったら器に盛り付けたら完成。
《ポイント》
最後にバジルを入れることで、バジルのフレッシュな香りも楽しむことができる。フレッシュバジルがなければ、パウダーやペースト状のものでもかまわない。全体的に火が通っていれば食べることができるので、煮込み具合は好みで調整するとよい。ブラックペッパーやタバスコなどで、好みの味に仕上げても美味しい。
《今回のレシピのポイント》
・調理する際、カサゴのトゲには注意してください。
・野菜は旬野菜を選び、鮮度の良いものを選びましょう。
・カサゴを食べた後、野菜とスープを残し、スパゲッティを茹でて加えても美味しいです。