
魚・貝のレシピ
福井名物のへしこをアレンジ!へしことシジミのポテトクリーミーグラタン
福井県の名物として知られているへしこ。塩味がしっかりとした味わいで、風味も豊かです。福井県だけではなく、その知名度はどんどん広がっていますね。そんなへしこですが、そのまま食べても美味しいのはもちろん、アレンジしても美味しい料理に活用できることをご存知でしょうか。今回はへしこをグラタンにしてみました。へしことシジミがアクセントになり、クリーミーで濃厚な味付けがよく合います。晩御飯のおかずにもいいですし、日本酒のスパークリングや白ワインと一緒に楽しんでみてもいいかもしれません。ぜひ試してみてください。
所要時間約30~35分※下準備を除く (2~3人分) (作りやすい分量)
【材料】
シジミ(パック) 1袋
へしこ 3~5センチ
ジャガイモ
玉ねぎ(薄切り) 小1個
ニンニク(スライス) 1~2枚
キノコ 小1/2パック
牛乳 250~300cc
コンソメ 1/2個
生クリーム 150~200cc
チーズ(ピザ用) 1/4~1/3cup
ディル(みじん切り) 好みで用意する
塩 少々
胡椒 少々
《下準備》
・へしこは糠を洗っておく。
・ジャガイモは洗ってから皮をむき、3~5ミリメートル幅の輪切りにしておく。
・玉ねぎは皮をむき、ヘタを落とし、繊維を断ち切るように薄くスライスする。
・ニンニクは皮をむき、スライスしておく。
・用意するコンソメが固形であれば、溶けやすいようにたたいておく。
・ディル(ハーブ)は好みのものを用意し、みじん切りにしておく。
・オーブンはあらかじめ200℃に予熱しておく。
《作り方》
1、へしこの薄皮をはがし、細かく刻む。
《ポイント》
へしこは食べやすいように骨やヒレなどを取り除いておくと食べやすい。小骨があるので、小骨があれば、丁寧に取り除いておく。へしこの塩分が気になる場合、真水につけておき、塩抜きするとよい。
2、鍋にニンニクのスライス、薄切りにしたジャガイモ、スライスした玉ねぎ、キノコ、コンソメを入れ、牛乳を加え入れて火にかける。
《ポイント》
鍋に入れる材料は切ってからその都度加えてもいいし、すべて用意して鍋に加え入れて火にかけてもよい。
3、2の鍋を沸騰させ、弱~中火で茹で、竹串が通るぐらいまで茹でる。
《ポイント》
ジャガイモをしっかりと下茹ですることで、味がしみ込み、ミルクの風味が出て美味しくなる。鍋が沸騰しすぎて焦げないように注意すること。
4、耐熱皿にジャガイモ、玉ねぎ、キノコを加える。牛乳の汁気が多ければ切っておく。
《ポイント》
焼きあがった完成イメージを考えて盛り付けるとキレイになる。鍋の量を考えてグラタン用の器を選ぶとよい。
5、刻んでおいたへしこ、シジミをのせ、生クリームをまわしかける。
《ポイント》
へしことシジミを後でのせることで、オーブンでこんがりと焼くことができる。へしこの料理は好みに合わせて増減するとよい。
6、5にチーズをまんべんなくふる。
《ポイント》
チーズはたっぷりとふり、好みに合わせて増減するとよい。オーブンで焼くことで、チーズがこんがりと焦げてさらに美味しく仕上がる。
7、あらかじめ200℃に予熱しておいたオーブンで12~15分ほど焼けば出来上がり。仕上げにハーブのみじん切りをのせる。
《ポイント》
オーブンの温度や焼く時間はご家庭の調理器具に合わせて調整すること。ハーブはディルを用意したが、バジルやパセリ、大葉でも代用することができる。緑色のハーブをのせることで、へしこ本来の臭みを抑えつつ、見た目の彩りもよくなる。
《今回のレシピのポイント》
・へしこを使ったアレンジレシピのご紹介です。
・シジミとへしこの塩気をクリーミーに仕上げました。
・根強いファンの多いへしこは、色んな料理に活用することができます。
・お酒との相性も抜群で、日本酒や焼酎はもちろん、スパークリングワインなどともよく合います。