魚・貝のレシピ
福井名物をアレンジ!へしことニラのチャーハン
「へしこ」は鯖に塩を振って糠漬けにしたもので、福井県の伝統料理としておなじみです。アンチョビのような味わいで、そのまま食べても美味しいですし、炙って食べても美味しいです。料理の食材として、工夫次第で色んな料理にアレンジすることができます。今回はへしこをたっぷりと使い、チャーハンにしました。お昼ご飯にもいいですし、お酒との相性も抜群で、日本酒や焼酎はもちろん、ビールなどともよく合います。
所要時間約20~25分※下準備を除く (2~3人分) (作りやすい分量)
【材料】
ご飯 2杯分
へしこ 1/2身~
[A]
ショウガ(みじん切り) 1かけ
油 適量
玉ねぎ(みじん切り) 小1個
シイタケ(みじん切り) 2枚分
キャベツ(みじん切り) 1枚分
ニンジン(みじん切り) 5センチ分
[B]
卵(溶いておく) 2個
白ネギ(みじん切り) 大さじ2
胡麻油 適量
清酒 適量
醤油 少々
ニラ(みじん切り) 1/5束
《下準備》
・ご飯は炊いておき、温かいものを用意しておく。
・へしこは糠を洗ってから薄皮をはがし、骨を取り除いておく。
・ショウガは皮をむき、みじん切りにしておく。
・玉ねぎはみじん切りにしておく。
・シイタケは軸をおとし、みじん切りにしておく。
・キャベツはみじん切りにしておく。
・ニンジンは皮をむき、みじん切りにしておく。
・卵は割って小さなボウルなどに入れて溶いておく。
・白ネギは根元をおとし、みじん切りにしておく。
・ニラは根元をおとし、みじん切りにしておく。
《作り方》
1、あらかじめ糠をぬぐっておいたへしこを食べよく切り、炙って身をほぐし、小骨を取り除き、細かめに刻んでおく。
《ポイント》
へしこは米糠をぬぐう程度でもよいし、気になるのであれば水洗いしてもよい。その後、フライパンで軽く火を入れ、小骨があるので、しっかりと取り除いておく。包丁で細かく刻むことで、小骨も気にならなくなる。
2、フライパンに油を適量ひき、溶いておいた卵、みじん切りにした白ネギを加え入れ、半熟になったら一度、取り出しておく。
《ポイント》
フライパンはそのまま使うので、チャーハンの分量が入る程度の大きさのフライパンを使用するとよい。
3、フライパンをキレイにして、胡麻油適量を足し、[A]を入れて香りがするまで火にかける。
《ポイント》
フライパンはキッチンペーパーなどで軽くふき取り、油を適量足し、ショウガが焦げない程度に火を入れる。
4、3のフライパンにみじん切りにしておいた玉ねぎ、ニンジン、シイタケ、キャベツを加える。
《ポイント》
野菜はできるだけ細かくみじん切りにすると火が入りやすくなる。好みに合わせて野菜の量は増減するとよい。
5、4に用意しておいたへしこを加え、清酒を少々加えて炒める。
《ポイント》
フライパンにへしこを加える際、へしこを加える場所を木べらなどであけておき、へしこを加えるとよい。へしこを炒めることで、へしこの旨味をしっかりと引き出すことができる。清酒をふることで、へしこの臭みを抑えることができる。
6、5に用意しておいたあたたかいご飯を加える。
《ポイント》
ご飯はあたたかいものを加えること。
7、フライパンの中央部分をあけ、先ほど取り出しておいた卵を加えて炒める。
《ポイント》
卵を加えたら全体が混ざるように炒める。
8、7にみじん切りにしたニラを加え、炒めて器に盛りつけたら完成。
《ポイント》
ニラを加えることで、さらに美味しく仕上げることができる。好みで醤油を少しだけまわしかけたり、柚子胡椒を添えたりしても美味しい。
《今回のレシピのポイント》
・福井名物のへしこをいっぱい使って作るこだわりのレシピです。
・へしこの下処理は難しそうに思えますが、丁寧に処理すれば初心者の方でも心配いりません。
・色んな野菜も加えることで、栄養もたっぷりと取ることができます。