カニの濃厚な旨味を味わう!カニとニラのふわふわ卵雑炊

カニの濃厚な旨味を味わう!カニとニラのふわふわ卵雑炊

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少しだけ肌寒いと感じる時期におすすめなのが雑炊。「カニを使ったアレンジ料理がしたい」「料理自慢ができるようなものが作りたい」そんな方におすすめです。美味しい雑炊を作るコツは、ずばり出汁。出汁をマスターすれば、普段の料理も格段と上達するはず。今回はシンプルに昆布で出汁を作り、カニと野菜をたっぷりと入れることで、魚介と野菜の出汁に仕上げました。味は好みで塩や醤油で調整できるようにしておくとよいでしょう。仕上げに入れる卵はできるだけフワフワになるようにしてください。あまり火を入れすぎないように心がけると上手に作ることができます。ぜひ試してみてください。

 

所要時間約20~25分※下準備を除く (2~3人分) (作りやすい分量)

 

【材料】

ワタリガニ 100~120g

ご飯 200~300g

ニラ(2~3センチの長さに切る) 8~10本分

卵(しっかりと溶きほぐす) 2個分

ニンジン(千切り) 1/6本分

白ネギ(ななめ切り) 5~6センチ分

キノコ(食べよく切る) 適量

[A]

水 700~750cc

昆布(15×15センチ程度) 1枚分

清酒 50cc

[調味料]

清酒 小さじ1~1.5

薄口醤油 小さじ2

塩 小さじ1~

生姜のしぼり汁(すりおろして汁だけにする) 少々

 

《下準備》

・ワタリガニは塩水で洗って水気をしっかりときり、二等分にしておく。

・ご飯はザルに入れて浄水で洗い、水気をしっかりときっておく。

・[A]の水、昆布は弱火で火にかけ、出汁をとっておく。

・ニラは根を落とし、洗って水気をきり、2~3センチの長さに切っておく。

・卵はボウルに割り入れ、菜箸などでしっかりと溶きほぐしておく。

・ニンジンは皮をむき、包丁で千切りにし、ボウルに入れておく。

・白ネギは洗ってから根を包丁でおとし、斜め薄切りにしてボウルに入れておく。

・キノコは石づきを包丁でおとし、汚れをキッチンペーパーなどでふき取り、食べよく切ってボウルなどに入れておく。

 

《作り方》

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1、鍋にあらかじめ出汁をとっておいた[A]を入れ、沸騰させる。ニンジンの千切り、白ネギの斜め薄切り、好みでキノコを入れて強火で沸騰させる。

《ポイント》

出汁は手を抜かず手作りすることで、素材本来の味を引き出すことができる。昆布だけではなく、具材と野菜の出汁をこの時点でしっかりと引き出す。キノコはシイタケはもちろん、シメジなどもよく合う。

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2、1にワタリガニと洗ってヌメリを取っておいたご飯を入れ、ひと煮させる。アクを丁寧に取り除いておく。

《ポイント》

野菜出汁とカニの相性はよく、今回の雑炊以外の料理にも代用することができる。

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3、2の鍋に[調味料]を加え、味を調える。味が足りなければ塩や醤油で調整する。

《ポイント》

調味料は既定の分量通りに入れ、まずは味見をすること。必ず味をみてから塩や醤油で味を調整していく。まずは塩だけで味を調え、再度味見をしてから醤油を入れること。醤油を多く入れすぎると見た目が変化するため、入れすぎないようにするとよい。

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4、3にあらかじめ溶きほぐしておいた卵を鍋肌の煮立っているところから穴開きお玉などを使って回し入れる。ニラを入れて少し火が入ったら火を止めて器に盛り付けたら完成。

《ポイント》

卵の火加減には注意し、心配な方は火を弱めて加えると失敗しにくくなる。穴開きお玉などを使うと卵にほどよく火が入り、ふわふわの状態にすることができるので、穴開きお玉などを持っている方は使うのが望ましい。ニラは最後に入れ、あまり火が入り過ぎないように注意する。好みで粉山椒などをかけてもよく合う。

 

《今回のレシピのポイント》

・カニと野菜の出汁がたまらないレシピです。

・メインとしても楽しめますが、料理の〆に作ってもよいでしょう。

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