
魚・貝のレシピ
しみじみおいしい〜!毎日食べたい海の幸のお味噌汁
「味噌汁」は日本人の毎日の食卓に欠かせないものです。朝起きてまだ頭がぼんやりしているときや外から疲れて帰ってきたとき、あつあつの味噌汁を一口飲むと、まさに五臓六腑に染み渡るようでしみじみおいしいものです。今回はおいしい味噌汁の作り方の基本と、海の幸を使った味わい深いお味噌汁のレシピを紹介します。
味噌汁の作り方の基本
味噌を入れるときの3つのポイント
味噌は90℃以上でよい香りになりますが、長時間熱し続けると香りが飛んでしまいます。また、65℃以上でうまみの成分も出なくなってしまうといわれます。このことから、だし汁に味噌を入れるときに次の3つのことに気をつけると、味噌の味と香りが十分に発揮されおいしい味噌汁になります。
- 味噌をとかすときは、おたまの中に少量のだし汁を入れてよくとかします。
- 味噌を入れるときは、火を止めます。
- 味噌がだし汁にとけたら弱火で加熱して、沸騰直前に火を止めます。
味噌汁のだし
味噌汁にはしっかりとしただしがよく合います。ご家庭で作るお味噌汁にぴったりの、簡単なだしのとり方を2つ紹介します。
- 「昆布と煮干し(いりこ)の水だし」
水5カップと7㎝角の昆布、10~15匹の煮干し(できれば頭と内臓をとりのぞく)を容器に入れ、一晩冷蔵庫で寝かせます。昆布と煮干しをとりのぞいて使います。
- 「昆布とかつおぶしのだし」
水5カップと7㎝角の昆布を鍋に入れ、中火にかけます。沸騰直前に昆布を取りのぞき、一度沸騰させた後に火を止め、かつおぶし10gを入れます。さらに中火で5分煮て、だし汁をこします。
味噌汁の具
味噌汁の具には、何か油分のあるものが入るとおいしくなります。肉、魚介、油あげなどの他、野菜を油でいためたり、揚げたりしてもよいでしょう。
ねぎ、三つ葉、せり、みょうが、ゆず、しょうがなどの吸い口は、味噌を入れた後、飲む直前に入れると香りがよくなります。
海の幸を使ったお味噌汁のレシピ
豆腐とわかめと油揚げの味噌汁
味噌汁の王道というべき組み合わせです。おいしいわかめをたっぷりと。
<材料>(4人前)
- 油揚げ 半枚
- 豆腐 半丁
- わかめ 30g
- だし汁 4カップ
- 味噌 大さじ3程度
- 万能ねぎ 適量
<作り方>
- 油揚げは熱湯をかけ油を抜き、細切りにします。
- 豆腐はさいの目に切ります。
- わかめは水につけてもどし、一口大に切ります。
- 鍋にだし汁を入れて加熱し、沸騰したら油揚げ、豆腐、わかめを入れ弱火にします。
- 軽く煮たてたら火を止め、味噌を入れます。
- 味噌がとけたら弱火で加熱し、沸騰直前に細かく切った万能ねぎを入れて火を止めます。
おぼろ昆布と長芋、オクラの味噌汁
とろとろパワーで健康によいお味噌汁です。
<材料>(4人分)
- 長芋 8㎝
- オクラ 4本
- だし汁 4カップ
- 味噌 大さじ3程度
- おぼろ昆布 適量
<作り方>
- 長芋はぬめりをとって半分の長さに切り、細切りにします。
- オクラは塩ずりして洗い、細かく切ります。
- だし汁を火にかけ、沸騰したら火を止めて味噌を加えます。
- 味噌がとけたら長芋とオクラを入れて弱火で加熱し、沸騰直前に火を止めます。
- お椀によそい、おぼろ昆布をのせます。
ズワイガ二の味噌汁
ズワイガニを使った風味豊かなお味噌汁です。
<材料>(4人分)
- 殻つきズワイガニ 200g
- だし汁 5カップ
- 酒 大さじ2
- 味噌 大さじ4程度
- 万能ねぎ 適量
<作り方>
- 鍋でたっぷりの水を沸騰させ、ズワイガニを入れてさっと下ゆでします。
- 1を適当な大きさに切り、だし汁と酒ともに火にかけます。
- アクをとりながら中火で10分ほど煮ます。
- 火を止めて味噌を加えます。
- 味噌がとけたら弱火で加熱し、沸騰直前に細かく切った万能ねぎを入れて火を止めます。
味わい深いお味噌汁で、健康な毎日を!
いかがでしたか? 豆腐とわかめのシンプルな味噌汁もおいしいですが、たまにはカニを使った豪華な味噌汁は家族に喜ばれることでしょう。日本人の毎日の食卓に欠かせないお味噌汁、おいしく作って家族の健康を支えてあげてください。
参考: