イカめし、沖漬け…イカに食べる!?全国・イカのおいしい食べ方大集合!

日本人のイカの消費量は、世界的にもトップクラスです。かつては「世界の漁獲量の半分は、日本人の胃袋に収まっている」といわれた時代もあったようです。食の多様化が進んだ現在においても、生鮮品・加工品をあわせた総消費量は、「イカ」「マグロ」「サケ」が上位に入っています。

日本人とイカの深い関係は、刺身や焼きもの、煮ものなどの調理方法や、「するめ」や「塩辛」などの加工食品など、多彩な食べ方にあります。ほかにも地方ごとに特色のある食べ方も……。今回は、全国のイカの郷土料理を通して、そのおいしさの魅力を紹介します。

カラダにもおいしい、イカの栄養

イカは、良質なタンパク質を多く含み、しかも低カロリーの健康食材です。豊富なタウリンは、コレステロール低下作用や肝機能の強化作用など、生活習慣病の予防に効果が期待できます。ほかにもEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、心筋梗塞や脳卒中などの循環器系疾患の予防効果があるといわれています。イカは、健康的な日本型食生活に欠かせない食材のひとつなのです。

イカの郷土料理

北海道から沖縄まで、イカの郷土料理は、全国各地にあります。それでは代表的なイカの郷土料理をみていきましょう。

・イカの沖漬け(北海道)

「イカの沖漬け」は、しょう油ベースのタレに数時間から数日漬け込んで食べる郷土料理です。イカ釣り漁船の船上で、釣れた先から生きたままのイカをタレの中に漬けたことが名前の由来です。

・イカめし(北海道)

イカのげそや腹わたを取り除いた胴身に米を詰め込み、爪楊枝で留めてから、しょう油ベースの出し汁で炊き上げた料理です。北海道の函館本線森駅の駅弁がルーツといわれています。

・イカのポンポン焼き(青森県)

青森県八戸市および周辺に伝わる漁師料理。イカの内蔵とげそ、ネギ、ショウガを、酒で溶いた味噌で炒め、胴身に詰めて、フライパンや網で焼いた料理です。濃厚な肝のうま味と味噌の香りが広がり、ご飯のお供や酒の肴にぴったりです。

・いかにんじん(福島県)

細切りにした「するめ」と「にんじん」をしょう油、日本酒、みりんなどで調味した冬の保存食です。北海道の松前漬けのルーツともいわれています。

・イカの墨作り(富山県)

イカの墨作り(造り)は、イカと墨(スミ)、肝を混ぜ合わせたイカの塩辛です。コクのある味わいが魅力です。

・ホタルイカの沖漬け(富山県)

富山湾のホタルイカをしょう油ベースのタレに漬け込んだ郷土料理。小さなホタルイカのうま味を丸ごと楽しめます。

・いしる(富山県)

イカの内蔵やイワシを塩漬けにして発酵させた魚醤(ぎょしょう)。魚介と野菜の「いしる鍋」や「貝焼き」などの郷土料理があります。

・イカの麹漬け(富山県)

麹のまろやかな風味が加わったイカの塩辛です。

・呼子のイカ料理(佐賀県)

佐賀県唐津市呼子は、日本有数の漁場として知られる港町です。名産品のイカは、「イカの活き造り」をはじめ、天ぷらやイカめし、しゅうまいなど、多彩なイカ料理が有名です。

・いかすみ汁(沖縄県)

イカのスミで作る真っ黒な汁物料理で沖縄の郷土料理です。イカスミのほかに、イカの身や豚肉、島豆腐、「にがな」という野菜なども入ります。イカのスミ汁は、クスイムン(体にいい食べ物=くすりになるもの)として食べられてきました。

全国のおいしいイカの食べ方を紹介いたしました。ぜひ!ご家庭で試されてみてはいかがでしょうか?


参考:

関連記事