カニのプロがこっそり伝授!美味しいカニみその食べ方

これから冬に向けて、本格的な旬を迎える越前のカニ。茹でたてぷりぷりの身のおいしさはもちろんですが、やっぱり忘れてはならないのがカニみそです。腹部にぎっしりとつまったみそを、お箸でチビチビつまむも良し、スプーンで豪快に頬張るも良し。磯の香りがふわりと広がって、なんとも贅沢です。実はカニみそには、これ以外にもとっても美味しくいただける調理法があるのです。シンプルでおいしいカニみその食べ方を伝授します。

まずは王道「カニ身和え」!

カニというと脚の身と思いがちですが、実はカニの腹部こそ、カニの旨みを堪能できる部位です。腹部の身を全部ほぐして、甲羅の中でみそと混ぜて食べれば、カニの甘みとみその風味が溶け合ってまさに絶品。ほんのちょっと醤油を垂らすと、香ばしさが加わって美味しさがますます広がります。

ご飯のお供は「甲羅焼き」!

白飯好きな男性スタッフの猛プッシュする食べ方は、カニみそを甲羅に入れて蒸し焼きにした「甲羅焼き」。陶板で焼くと、カニみそ本来の濃厚さとほろ甘さが際立ち、炊きたての白飯によくあうんだそうです。想像するだけでごはんが3杯くらい、食べられそうですね。さらに、食べ終わった後の甲羅に日本酒を入れて飲むのも、ツウの楽しみ方です。

女性人気は「カニみそパスタ」!

女性人気はやっぱりイタリアン。お好みの硬さに茹でたパスタに、カニみそ、生クリームを手早く和えて、塩、こしょうで調味をしたら、彩りのアサツキを飾りつけると、あっという間に「カニみそのパスタ」が完成です。余計な素材を入れないシンプルな味付けは、まさに「コクうま」です。

シメはやっぱり「カニ雑炊」!

カニすき鍋のシメといったら、雑炊です。たっぷりと出たカニの出汁にご飯と卵を入れたら、最後にカニみそをちょっと溶かすのがポイント。味わいがグンと深まって、まさにカニの美味しさを丸ごと堪能できる食べ方です。

ちょっとカニみそマメ知識

ここで最後に、カニみそをさらに美味しく食べるための、とっておきの豆知識を紹介しましょう。

・カニみそって、カニの脳みそじゃないの?

名前から誤解されがちですが、カニみそは、カニの肝臓と膵臓のこと。消化酵素の分泌や栄養物の蓄積、分解、吸収などを行います。そのため、カニみそには脂肪やグリコーゲンなどの栄養分が豊富に含まれており、濃厚で美味しいのです。

・カニみそが美味しいのは、どのカニ?

毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニと、カニにも様々な種類がありますが、カニみその美味しさを堪能したいなら、毛ガニやズワイガニがおすすめ。毛ガニやズワイガニのみそは、甘みとこくがあり美味しいのです。一方、タラバガニのカニみそは若干臭みがあり、あまり食用には向きません。また茹でても固まらないため、ボイルの時点で取り除かれている場合がほとんどです。

・新鮮なカニみその見分け方は?

カニみそは、オレンジの色が鮮やかなほど新鮮な証拠。時間が経つと次第に黒く変色して行くので、苦みが増して行きます。「カニみそは特にこだわらない」という人にとっても、カニみその色が、新鮮なカニ選びの参考になりますのでチェックしてみてください。

大きなカニを見ると、ついカニみそがたくさん入っているのではと期待してしまいますが、カニみそ重視で選ぶなら、大きすぎるカニは「×」。ボイルした状態で350g~550g位の身の詰まったカニの方が、カニみそがしっかり入っています。また、逆に若ガニにはカニみそが少ないので、カニ選びの参考にしてみてくださいね。

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