越前ガニを家庭で楽しむ!湯がき方、さばき方から簡単な調理法まで紹介します

越前ガニを家庭で楽しむ!湯がき方、さばき方から簡単な調理法まで紹介します

越前ガニと呼べるのは、福井県沖で水揚げされたズワイガニの雄だけ……これが「キングオブズワイガニ」と呼ばれる所以です。料理屋さんに行って食べるのも良いですが、やっぱり自宅でゆでてさばいて自分の好きなように調理して食べる越前ガニの味わいは格別です。今回は越前ガニの湯がき方、さばき方から簡単でおいしい調理法まで紹介します。

家庭で簡単においしく!越前ガニの下ごしらえ方法

待ちに待った生の越前ガニが届いたら、さっそく自分の手でゆでてさばいてみましょう。難しそうに感じるかもしれませんが、手順通りに行えば意外と簡単です。

カニのおいしい湯がき方

  1. カニを流水につけ、動かなくなったら、たわしで軽く擦ります。
  2. カニが十分に入る大きさの鍋にお湯をたっぷり入れて沸かします。
  3. しっかりと沸騰したら、水1リットルに対して大さじ4杯から5杯ほどの塩を入れます。
  4. 甲羅を下にしてカニを入れ、落しぶたをします。 
  5. 再度沸騰したら、そこから20分ほどゆでます。
  6.  一旦お湯の温度が下がりますので、再度沸騰した状態から約20分間ゆでます。
  7.  ゆで上がったら、水で洗ってアクを落とします。

カニがゆで上がると、磯のいい香りがしてきます。次はさばく番です。カニのさばき方はいろいろありますが、ここでは家庭でできる簡単な方法を紹介します。

カニの簡単なさばき方

  1. 包丁をつかって、カニの足を甲羅から丁寧に切り離していきます。
  2. 胴体についている「前かけ」を外します。
  3. 包丁で胴体の真ん中に切れ目を入れて2つに割り、胴体を甲羅から外します。このとき、カニみそがなるべく甲羅に残るようにするのがポイントです。
  4. 甲羅の先端を取り除きます。
  5. 胴体についている「がに(ふんどし)」を取り除きます。
  6. 胴体を横に2つに開き、実をほぐしやすく食べやすい状態にします。
  7. 足に2つ切り込みを入れ、身を取り出しやすく食べやすい状態にします。

盛り付ければ完成です。これでゆでたてのおいしい越前ガニが食べられます。

越前ガニの一味加えた調理法

ゆでたてをそのままいただいてももちろんおいしいですが、いろいろな調理ができるというのも自宅で食べる醍醐味です。ここからは、越前ガニに一味加えた調理法を紹介します。

越前ガニの風味たっぷり!簡単炊き込みご飯

<材料>

米(適量)、しょうゆ(大さじ1)、酒(大さじ1)、バター(1かけ)、越前ガニの足(1杯分)、わけぎ(少々)

<作り方>

  1. お米を研いで炊飯ジャーの内なべに入れ、しょうゆと酒、バターを加えます。
  2. 水を通常通りの目盛りまで入れます。
  3. カニを入れて炊飯します。
  4. お茶碗に盛り付けたら、小口切りにしたわけぎをちらしてできあがりです。

たっぷりのカニのうまみにバターしょうゆのコクが効いた、おいしい炊き込みご飯が完成です。お好みで千切りにした海苔や大葉をちらしてもおいしくいただけます。

越前ガニとレタスのガーリック炒め

<材料>

オリーブオイル(大さじ2)、にんにく(1かけ)、越前ガニ(身をほぐしたものを200g程度)、レタス(4分の1~2分の1玉程度)、塩・こしょう(少々)

<作り方>

  1. フライパンにオリーブオイルとスライスしたにんにくを入れ、弱火でじっくりと温めます。
  2. オイルににんにくの香りが移ったら、カニと食べやすい大きさにちぎったレタスを入れ、さっと炒めます。
  3. 塩、こしょうをふってできあがり。

越前ガニのほのかな甘みとにんにくの香りが絶妙なコンビネーション……レタスとカニの食感の違いも楽しめます。

日本海の絶品、越前ガニをぜひご家庭で

いかがでしょうか? 自宅でくつろいで、好きなお酒を飲みながらいただくカニは最高です。ゆでたものを好きなだけ食べて、残ったものは一味加えて調理する、という気ままな楽しみ方ができるのも魅力です。日本海の絶品越前ガニをぜひご自宅で楽しんでみてください!

関連記事