日本海の恵みをおいしくいただきます!福井の郷土料理大集合

福井県には数々の郷土料理がありますが、なかでも日本海で採れた新鮮な海の幸を使ってつくられたものは絶品です。今回は、福井県名物のなかでも海鮮を存分に味わえる郷土料理を紹介します。

独特の甘みとうまみがぎっしりつまった「鯖のなれずし」

「なれずし」とは、酢を使わずに発酵させることで酸味を生じさせた鮨のことです。基本的なつくり方は、塩をふった魚介類を米飯と交互に桶に入れ乳酸発酵させるというものですが、地域によって違いがあります。若狭地方の場合は、鯖に塩をふってぬか漬けにした郷土料理「へしこ」からつくるのが特徴。1年間熟成させたへしこを一晩かけて塩抜きし、皮をはいでから腹に米と糀をつめて10日から2週間ほど樽に漬けこんでようやく完成します。

月日を経てじっくりと発酵した脂がのった鯖には、まるで高級チーズのような深い甘みとうまみがあります。そのまま食べるのはもちろん、焼いて食べるとまた違った味わいが楽しめますよ。旬は12月から4月で、若狭地方では昔からお正月のごちそうとして親しまれています。

さっぱりとした上品な味わいの「小鯛のささ漬け」

若狭小鯛は、あっさりとしていて上品な味わいが特徴です。その若狭小鯛を3枚おろしにして塩と酢で軽く味付けしてから杉樽に詰めたものが、若狭の代表的な郷土料理のひとつ「小鯛のささ漬け」です。

樽を開けるとふんわりとかすかに杉の木の香りが漂ってきます。そして桜色の美しい身が食欲をそそります。すぐにそのまましょうゆとわさびをつけて食べても良いですし、酢でしめてもおいしくいただけます。そのきれいな色合いは、ちらしずしの具にしても、手鞠寿司にしても映えます。さっぱりとしたなかにもまろやかな味わいが楽しめる逸品です。

磯の香りがたまらない! 絶品「もみわかめかけごはん」

もみわかめは、福井県の三国町(現在の坂井市の一部)の隠れた名産品です。この地域では5月ともなるとおいしいわかめがたくさんとれます。それを太陽の光をたっぷり浴びせて干し、丁寧に手もみしたものが、もみわかめです。新鮮なまま加工されているので、磯の香りがこうばしいまでに豊富なのが魅力です。

わかめというとお味噌汁などにつかうのが一般的ですが、このおいしさをダイレクトに味わうためには炊き立ての真っ白いごはんにかけて食べるのがおすすめです。天然の塩味がお米の甘みを引き立て、何杯でも食べられます。また、しょうゆをひとたらしするとまろやかさがプラスされてまた格別です。

日本海の恵みをまるごと豪快にいただく「浜焼き鯖」

若狭地方のおいしい鯖をつかった料理をもうひとつ紹介します。たっぷり脂がのった鯖を一本まるごと竹串などに刺して、15分ほどじっくりと焼き上げた、浜焼き鯖です。こうばしい香りと焼き目がなんとも食欲を刺激します。焼き上がったらそのままの塩味を楽しむのはもちろん、おろししょうがや大根おろしを添えて、しょうゆでいただくのもおいしいです。食べきれなかった鯖の身は、ほぐして千切りにした大葉と和えてお弁当のごはんにのせると格別です。

日本海の絶品海の幸を福井の郷土料理で

いかがでしょうか?福井県に伝承される郷土料理のなかでも、ちょっと贅沢なごちそうから毎日食べたいものまでご紹介しました。日本海の絶品海の幸を思う存分味わってみてください。

 

参考:

関連記事