香ばしいカニの薫り……プロが教える美味しい焼きガニの調理法

香ばしい薫りとほっこりと甘い味が魅力の焼きガニ。ほくほくとした焼きたてのカニは、生のカニとはひと味ちがったカニ本来の味を楽しむことができます。作り方は焼くだけ、といたってシンプルですが、それゆえに、カニの選び方や焼き方で美味しさが大きく変わってきます。今回はカニのプロが美味しい焼きガニの調理法を紹介します。

焼きガニにあうカニがあるのをご存知ですか?

焼けた殻の香ばしさと濃縮されたカニの旨味が魅力の焼きガニですが、焼きガニに合うカニがあるのをご存知ですか? ズワイガニや毛ガニ、タラバガニなど、ひとくちにカニといってもたくさんの種類があります。その中でも焼きガニにおすすめなのは、タラバガニや花咲ガニなど、ヤドカリ科のカニ。カニ科のズワイガニや毛ガニよりも身入りが多いため食べやすく、熱を入れた時に甘くなります。タラバガニと花咲ガニでは、とげとげしい花咲ガニよりも、タラバガニの方がどちらかといえば食べやすいのでおすすめです。

お店でカニを選ぶ時のポイント

生から焼いた焼きガニは、香りもよくジューシーでカニ本来の味を楽しめるので、お店で選ぶ時は生のものがおすすめです。また、食べやすくするために半むきの状態にする必要がありますが、この作業は意外と手間がかかるので、そのように加工されたものを選べば簡単にできます。ボイルのカニでも、水揚げ後すぐにボイルされた浜茹でのものであれば、カニ本来の味を楽しむことができます。

美味しく食べるための焼き方

生冷凍のカニの場合、食べる分だけをビニールに入れて流水で半解凍してからじっくり焼きます。半解凍をし過ぎると旨味が流れ出てしまうので、注意してください。

次に、焼きガニの味を左右するポイントとなるのが「焼き方」。コンロや網が手間もかからず良いでしょう。ホットプレートでじっくり焼くのもおすすめです。七輪やバーベキューセットを使うと情緒があって良いかもしれませんね。ホットプレートの場合は、アルミホイルを敷き、殻を下、身を上にして並べて蓋をして3~4分で焼きます。ひっくり返すと旨味の汁がこぼれてしまうので、しないでください。

他に、オーブントースターで焼く方法もあります。ホットプレートと同じ要領で、トースターのプレートにアルミホイルを敷いて焼くだけなのでとても簡単。焼きガニは焼き過ぎてしまうと、身が固くなり、ジューシーさやホクホク感がなくなってしまうので、注意してください。

ボイル済みのカニの場合は、コンロや網であれば5~10分程度炙るように焼けば大丈夫。ホットプレートの場合は、少し水を加えて蒸すような感じで焼けば美味しくいただけます。

ほくほくの焼きガニを召し上がれ

香ばしくジューシーに焼きあがれば、あとは美味しくいただくだけ。ほくほくの焼きガニをほおばれば、海の香りとカニの旨味が口いっぱいに広がります。カニ本来の持つ塩分や旨味で、そのままでも十分美味しくいただけますが、レモンや醤油を一滴たらすと、またひと味ちがった美味しさが広がります。ポン酢をつけても良いでしょう。

今が旬のカニ。鍋やしゃぶしゃぶも良いですが、シンプルで香ばしい、プリップリの食感を楽しめる焼きガニはいかがですか。特別なワザや技術は必要ありませんので、ぜひお楽しみください。

参考:

関連記事