
魚・貝のレシピ
サーモンマリネの作り方。おもてなしにも、おつまみにも フードスタイリストがおしえる春レシピ
朝夕の冷え込みが少しずつやわらぎ、春の訪れを予感させる今日この頃。節分を過ぎると、スーパーでは一足早く春の食材がお目見えします。この時期に出回るかぶは「春蕪(はるかぶ)」と呼ばれ、冬のものに比べて甘みがあり、サラダやマリネにぴったりです。そこで今回は、スモークサーモンとかぶでつくる、サーモンマリネのレシピをご紹介。春風のようなさわやかな味わいをお楽しみください。
魚介に合うマリネ液とは
「マリネ」とは、酢やレモン汁などの漬け汁に食材を漬け込む調理方法です。似ているものにイタリア料理の「カルパッチョ」がありますが、こちらは食材にソースをかけたり和えたりする料理の総称となります。
保存食としても重宝するマリネは、野菜やきのこでもおいしく作ることができます。漬け汁は素材に合わせて組み合わせましょう。
魚介をマリネするときは、素材の味を生かすために、レモンやビネガーをベースにしたシンプルな漬け汁がおすすめ。生魚の臭みを消す効果もあります。
マリネに適したサーモンの部位
今回使用する食材は「スモークサーモン」。塩漬けしたサーモンを燻製乾燥した魚料理です。芳醇な香りとしっとりとした味わいは、そのままはもちろん、アレンジすることで料理の幅が広がりますよ。
一口にスモークサーモンといっても、部位によって適した料理や調理法が異なります。身がしっかりしている背の部分は薄くスライスしても身がくずれにくく、マリネやカルパッチョにおすすめです。脂がのった腹身は、厚めに切ってわさび醤油で。さっぱりとしている尾の部分は、ムニエルやフライに適しています。
ますよねのスモークサーモンたっぷり900g前後は部位別に3つに小分けされ、冷凍状態で届きます。使い勝手が良く、とっても便利!
サーモンとかぶのマリネの作り方
マリネに使用する食材は、薄くスライスすることでマリネ液につかりやすくなります。ベビーリーフは色や味が異なるものを選ぶと、ぐっとリッチ感が増します。
<材料(2人前)>
- かぶ 3個
- ベビーリーフ(ルッコラ、レッドオーク、エンダイブ、レッドビーツなど) 30g
- スモークサーモン 80g
- ケッパー 小さじ1
- (マリネ液)
- 白ワインビネガー 大さじ4
- 塩 少々
- 粗挽き黒こしょう 少々
- 砂糖 小さじ3
- エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ4
<つくり方>
1.かぶは皮をむき、縦に半分切ってから2mm程度に薄くスライスし、塩ひとつまみ(分量外)をふってよくもむ。水気が出たら水でさっと洗い、キッチンペーパーで水分を取り除く。
2.ベビーリーフをよく洗い、氷水に3分程度入れ、ザルに上げて水気をよく切る(氷水に入れることでパリっとなります)。
3.スモークサーモンを5mm程度にスライスする。
4.マリネ液の材料をすべてボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
5.かぶとスモークサーモンをマリネ液に入れて軽く混ぜあわせ、冷蔵庫に30分置いて味をなじませる。
6.寝かせた5.を器に盛り、ベビーリーフを彩りよく添え、ケッパーを散らす。
スモークサーモンは常備しておくと、とっても便利な食材です。急なお客様や、ちょっとしたおつまみ、誕生日や記念日など、特別な日のディナーにもぴったり。相性が良いのは、きりっと冷えた辛口のワインやシャンパン、スパークリングワインといったところでしょうか。
お好みのお酒とともに、食卓を華やかに彩る春の一皿をお楽しみください。
今回使用した【ますよねのスモークサーモンたっぷり900g前後】のご注文はこちら
文&写真:ねこ りょうこ
ライター&フードスタイリスト。雑誌編集を経てフリーランスに。食を中心にライフスタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。