冬だけが旬じゃない!? 夏に食べるカニの魅力

「カニの旬は冬」と思っている方は、意外に多いようです。一口カニといっても、多くの種類があり、その旬もさまざまです。もちろん「夏が旬!」というカニもあります。そこで「夏こそ食べたい」おいしいカニを紹介します。

夏が旬の国産のカニ

南北に長くのびる日本列島。カニの旬は種類によって違うのですが、日本海側や太平洋側など水揚げされる場所によっても違ってきます。

身とミソがつまっている毛ガニ

毛ガニは、一年中どこかで漁が行われています。例えば、北海道北東部のオホーツク海は春から夏にかけて、南西部の内浦湾では夏が漁期です。夏から秋にかけての毛ガニは「堅(かた)ガニ」と呼ばれ、身もミソもぎっしりとつまっています。

濃厚なうま味の花咲ガニ

花咲ガニは、主に北海道の根室港で7月から9月にかけて水揚げされます。根室の花咲周辺で獲れることから「花咲ガニ」と呼ばれています。身がつまっていながら、やわらかく、濃厚な甘みが特徴です。釧路でも3月から7月にかけて水揚げされます。漁獲量の少ない希少なカニです。

ミソがおいしいワタリガニ

ワタリガニは、北海道から九州まで漁場があるので、一年中食べられるカニです。春から秋にかけて日本海側で水揚げされます。関東・甲信越地方では4月から7月、四国・九州は8月から9月が旬です。初夏から秋にかけて、メスは甲羅の中の卵巣が充実し、ミソのうま味が増します。

夏が旬の外国産のカニ

冷凍技術が進歩している現在、外国産のカニでもおいしいものがあります。例えば、アメリカのアラスカ州やカナダ、ロシアなど、大自然が残る美しい海は、うま味豊かな魚介類たちの命を育んでいます。

豊かな自然が育むズワイガニ

日本国内では冬が旬のズワイガニですが、カナダのズワイガニは春から夏にかけて水揚げの最盛期を迎えます。豊かな大自然の栄養が流れ込むカナダ沖の海は、さまざまな魚介類たちの命を育むことで世界的に知られています。価格もリーズナブルで「たっぷりカニを楽しみたい」という方に人気があります。

冷凍カニをおいしく食べるための解凍の仕方

もっともおいしい旬の時期に水揚げし、きちんと冷凍処理されたカニはおいしいです。せっかく手に入れたカニですから、おいしく食べたいものです。最後に冷凍カニの解凍方法を紹介します。

冷凍カニの周りには、カニの乾燥などで風味を損なわないように「グレース」という薄い氷の膜がついています。カニに水をまいて急速冷凍でコーティングをしています。このグレースが理由で、冷凍カニはすぐに解凍できない状態にあります。

おいしさのために急速冷凍される冷凍カニですが、解凍をするときは、逆にゆっくり時間をかけて解凍します。冷凍カニは、室温ではなく、冷蔵庫の冷蔵室に入れて解凍します。解凍時間は、カニの種類やグレースの厚みによって多少違いますが、まる1日が目安です。食べる分だけを解凍しましょう。

体にもおいしい、旬のカニ

「初物を食べると寿命が75日のびる」ともいわれる旬の食材。旬の食材は、おいしいだけでなく栄養もたっぷり。カニは、高タンパクで低カロリー、ビタミンB群やタウリンが豊富なので、疲れやすい夏にぴったりの食べ物です。季節を感じ、体にもおいしい「夏が旬のカニ」を楽しんでみませんか?


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