魚・貝のレシピ
話題沸騰!サバサンドのレシピ トルコのファストフードをご家庭で
テレビ番組で紹介されたことにより、じわじわと注目度が高まっている「サバサンド」。サバの一夜干しを野菜とともにパンにはさんでいただくサンドイッチです。
一見、ミスマッチな組み合わせですが、これが想像以上に相性バツグン! 実はこのサバサンド、トルコ料理であることをご存知ですか?
基本のレシピはそのままに、ソースやサバの焼き方にアレンジをくわえた一品をご紹介します。
ピクニックやブランチにぴったり!サバサンドのレシピ
材料(3~4人前)
- サバ 1尾(または切り身2枚)
- 塩 適宜
- パン粉 適宜
- パセリ 1/2束
- オリーブオイル 適宜
- 玉ネギ 1/2個
- サニーレタス 4枚
- レモン 1/2個
- バゲット 1本
- バター 適宜
(ソース)
- マヨネーズ 大さじ3
- オリーブオイル 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- レモン汁 小さじ1
下準備
1,サバを3枚におろす。塩を振り、30分ほどおく。魚から水分が出てくるので、キッチンペーパーで拭き取る。
2,1.の両面に再び塩を振り、ラップをせずに冷蔵庫に入れ、半日~1日おく。市販の一夜干しでもOK。
作り方
1,パセリをみじん切りにし、パン粉と混ぜる。
2,クッキングシートを敷いた天板にサバの一夜干しを置き、1.のパン粉の半量をサバの上にのせる。その上からオリーブオイルを振りかけ、200度のオーブンで10分焼く。ひっくり返して残りの1.とオリーブオイルをかけ、さらに10分こんがりするまで焼く。
3,サバを焼いている間に野菜とソース、バゲットを準備する。
4,サニーレタスは洗って水気を切る。玉ネギはスライスし、辛みが気になる場合は水にさらしたあと、水気を切っておく。トマト、レモンは輪切りにスライスする。
5,ソースの調味料をすべて混ぜておく。
6,バゲットを半分に切り、さらにタテ半分に切る。
7,バゲットをトースターで軽く温め、表面にバターを塗る。
8,バゲット、サニーレタス、トマト、玉ネギの順に重ね、ソースをかける。その上にサバ、レモン、バゲットの順で重ねる。
9,食べやすい大きさに切ってでき上がり。
今回の料理のポイント
本場トルコでは、こんがり焼いたサバの一夜干しに、オリーブオイルとレモン汁をたっぷりかけていただくサバサンド。トルコのファストフード的存在のサバサンドは、食堂や屋台で手軽に味わうことができます。
本場の味つけはとてもシンプル。テーブルにオリーブオイルとレモン汁のボトルが置かれ、好みの味にアレンジして食べます。
今回は日本人にも馴染み深いサバに敬意を表し(?)、ソースにしょうゆを加え、和風にアレンジしてみました。サバの一夜干しに塩気があるので、ソースのかけ過ぎに注意しましょう。
メインの具となるサバの一夜干しは、スーパーで売っている切り身を使ってもよいですが、家庭でも簡単に作ることができます。本来、一夜干しは、塩を振ったあと天日干しにしますが、外に置く場合、カラスや排気ガスの心配がありますよね。
そこで、わが家では冷蔵庫のチルドルームを活用しています。魚の鮮度が保てるほか、適度に乾燥するのでおすすめですよ。
新鮮なサバやアジ、キス、イワシなどを見かけたら、ちょっと多めに購入し、まずはお刺身で。残りは一夜干しにして保存します。冷蔵庫で乾燥させる場合、時間を置き過ぎると固くなってしまうので注意しましょう。
表面が乾いたらあとは1枚ずつラップに包んで冷凍保存を。
好きなパン、野菜を自由にアレンジ
サバサンドを一口食べてみると、サバとパンの相性の良さに驚くはず! 使用するパンは、バゲットのほか、食パンやバターロールなどお好みのものでOK。サンドする野菜も、季節に合わせてアレンジしてみましょう。
グリルしたズッキーニやナス、大根、山菜などもおすすめです。
ピクニックやブランチ、お弁当にもぴったりなサバサンドを、ぜひご家庭で味わってみてくださいね。
文&写真:ねこ りょうこ
スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。