
魚・貝のレシピ
アジのムニエルをトマトソースで お財布にやさしい節約レシピ
大衆魚であるアジは、比較的お手ごろ価格で手にいれられる、お財布にやさしい魚です。アジといえば、塩焼きや干物など、和食のイメージが強いお魚ですが、実は、ムニエルやマリネなど洋風にもアレンジできる優秀なお魚なのです!
そこで今回は、たっぷりのトマトとパセリ、ニンニクをソースに使った、アジのムニエルをご紹介します。オリーブオイルでカリカリに焼いた皮ごといただきましょう!
アジのムニエル トマトとパセリのソース添え
材料(2人分)
Ø アジ(3枚におろしたもの) 2尾
Ø 塩・コショウ 少々
Ø 小麦粉 適宜
Ø オリーブオイル 大さじ2
(トマトソース)
Ø バター 20g
Ø ニンニク(みじん切り) 2片
Ø パセリ(みじん切り) 1/2束
Ø トマト(さいの目切り) 2個
作り方
1. 3枚におろしたアジの両面に塩・コショウを振り、小麦粉をつける。余分な小麦粉を叩いて落とす。
2. フライパンにオリーブオイルをごく弱火で熱し、アジを皮面から入れる。
3. 弱火のまま両面がこんがりと焼きあがったら皿に取り出す。
4. 3.のフライパンにバターを溶かして中火にし、みじん切りにしたニンニクとパセリを入れ、焦がさないように香りよく炒める。
5. さいの目に切ったトマトを加え、炒め合わせる。
6. 3.のアジを皿に盛りつけ、その上からトマトソースをかけてでき上がり。
今回の料理のポイント
魚をムニエルにする場合、カリカリと香ばしく焼けた皮面がおいしさの決め手。そこでポイントとなるのが「小麦粉」と「火加減」です。
小麦粉はごく薄くまぶす程度にしましょう。茶こしなどを使うと失敗が少ないでしょう。小麦粉がつきすぎていると脂を吸収し、「べちゃっ」とした仕上がりになってしまうのでご注意を。
続いて火加減です。魚のムニエルは最初から最後まで弱火でじっくり焼き上げるのがおいしさのコツ。皮と身の間に残る魚の臭みが油に溶け出す効果もあるので、火加減には十分に注意をしましょう。
フライ返しで焼き加減をチェックしながら、皮面のカリカリ感と、身のふっくら感を大切にしてくださいね。
ニンニク&パセリの最強コンビで魚の臭みを取り除く!
独特の風味があるニンニクは、和洋中、さまざまな料理のアクセントになる万能食材です。ニンニクには風味のほか、魚や肉の臭みを消す効果も。
火を通しすぎると苦みが増すことがあるので、ソースに使う場合は焦がさないようにじっくり弱火で炒めるようにしましょう。
臭みを消す効果がある食材としては、ハーブも重宝します。魚にはタイムやフェンネル、オールスパイス、セージ、ディルなどが使われますが、スーパーではなかなか手に入りにくいのが難点。
そこでおすすめなのが「パセリ」です。強い香りを持ち、ほとんどの魚と相性が良いのが特徴です。手軽なパセリとニンニクをたっぷり使うことで臭みはもちろん、魚やトマトソースのおいしさを引き立たせてくれますよ。
お手ごろ価格のアジはお財布の強い味方
日本人にとって身近な食材である「アジ」は、年間約20万トンの漁獲量を誇る大衆魚のひとつです。産卵期が長いため、国内のどこかでは、季節を問わずおいしいアジが水揚げされています。
アジの特徴といえば、お刺身をはじめ、焼き魚や煮付け、フライなど、どんな料理にもアレンジ自在という点です。おいしいアジを見分けるには、全体に丸いものを選びましょう。また、魚体が大きすぎると大味になってしまいがちなので、中型のものがおすすめです。
お財布にやさしいアジは、主婦の強い味方。和洋中、いろいろな料理にアレンジして、食卓を豊かにしてくれる優れた食材です。
スーパーで新鮮なアジを見かけたら、ぜひ、さばくところからチャレンジをして、おいしく調理してあげてくださいね。
文&写真:ねこ りょうこ