手軽に作れるのにオシャレ!  サバ缶のリエット

手軽に作れるのにオシャレ! サバ缶のリエット

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フランス料理でおなじみの「リエット」。ビュッフェスタイルのパーティーなどでは定番の料理ですね。フランスの一般的な保存食として親しまれています。パンやトーストに塗って食べるリエットはワインやビールなどお酒との相性も良く、お好きな方も多いのではないでしょうか。リエットといえば、お肉をラードなどでゆっくりと煮てからつぶし、ペースト状にして、それを容器に詰めて熟成させて作るのが、一般的なリエットの調理スタイルです。お肉が中心ですが、イワシやマグロなどお魚のリエットも増えてきましたね。今回使ったのはサバの缶詰。ご家庭にあるもので手軽に作れますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

 

所要時間約15分※下準備を除く (2人分) (作りやすい分量)

 

【材料】

サバの缶詰(水煮) 1缶

 

〔A〕

白ワイン 大さじ2強

ローリエ 1枚

パセリ 少々

野菜の皮(ベジブロス用) 少々

 

〔B〕

発酵バター 大さじ1

はちみつ 大さじ1/2~1

玉ねぎ(みじん切り) 大さじ1

胡椒 少々

ディル(刻んでもよい) 少々

クリームチーズ 少々

粒マスタード 小さじ1/2

オリーブオイル(ごま油でもよい) 大さじ1

 

《下準備》

サバの缶詰の水気をしっかりと切っておく。

玉ねぎを細かめにみじん切りしておく。

ディルを刻んでおく。(お好みでちぎってもOK)

野菜の皮(ベジブロス用)を用意する。

 

≪ベジブロスとは?≫

野菜を意味する「ベジタブル」と出汁を意味する「ブロス」を合わせた造語です。野菜の皮やヘタ、種など今まで捨てていた野菜の部分を煮込んで取ってだしにしたもののことです。健康志向の方の間で、「ベジブロス」が注目を集めています。

 

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1、サバ缶は水気を切っておく。

《ポイント》

サバ缶の水気をしっかりと事前に切っておく。水分が多くなると水っぽくなるので、丁寧に処理しておくこと。

 

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2、〔A〕を鍋に入れ、サバを入れる。4~5分煮て、そのまましばらく冷ましておく。

《ポイント》

ローリエとベジブロスで野菜の出汁をしっかりとってからサバを加えるとよい。白ワインがなければ、清酒や日本酒でも代用できる。

 

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3、2のサバを取り出してほぐす。リエットにするため、できるだけボウルでサバを細かくしておくとよい。

《ポイント》

出汁が取れたら、ベジブロスの材料は使わないので、ローリエ、ベジブロスとサバを分けること。

 

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4、3に〔B〕を加えて塩で味をととのえる。混ぜ合わせて器につめる。

《ポイント》

ディルがあれば加えると色味がキレイになる。ディル以外にもパセリや乾燥バジルを代用してもよい。男性向けには粒マスタードと胡椒を多めにするとピリッとした味わいになる。

 

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5、パンや野菜などに付けていただく。

《ポイント》

トーストやクラッカーと一緒に食べても美味しい。食事用として食べるのであれば、厚めに切ってトーストしたバゲットにたっぷりと塗って召し上がるのもよい。

 

【アレンジレシピ】

・サバのリエットで旬野菜のクリームパスタ

サバのリエットを多めに作っておき、パスタにアレンジしてみてはいかがでしょうか。用意するのは、パスタ、生クリーム、牛乳、旬野菜。旬野菜はほうれん草や水菜がおススメ。まずは、パスタをゆではじめる。フライパンに生クリーム、牛乳を入れて火にかけていき、火が入ってきたらリエットを加えて混ぜる。ほうれん草を加えて混ぜ、味をみて、塩胡椒でととのえる。ゆでたパスタをしっかり湯切りして加えて、混ぜ合わせる。盛り付ける際、粉チーズとブラックペッパーをかけたら完成。

 

《今回のレシピのポイント》

・リエットは作り置きができ、保存ができて便利な料理です。多めに作っておくと何かと重宝します。ホームパーティなどで、みんなでワイワイと楽しみながらつまむのもおススメです。

・鮭の水煮缶を使っても作ることができます。

・ディル以外のハーブを使うとまた違った味わいになります。

 

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