魚・貝のレシピ
洋風にアレンジ!生ホタルイカのトマト煮込み-ディル風味-
毎年、旬の時期になると無性に食べたくなる「ホタルイカ」。ボイル済のホタルイカもありますが、今回使用したのは「生ホタルイカ」です。ホタルイカといえば、和食にぴったりの食材。そんなホタルイカを洋風にアレンジした料理を試してみませんか。ホタルイカを煮込むために使うのは、洋食には欠かせないトマトと香草のディル。たっぷりと作ったトマト煮込みは、そのまま食べても美味しいですし、パスタソースに使ってもいいですね。
所要時間約35分※下準備を除く (4~6人分) (作りやすい分量)
【材料】
生ホタルイカ(鮮度のいいもの) 100g
ディル(きれいに洗って葉先だけ摘んだもの) ひとつかみ
玉ねぎ(みじん切り) 1個分
きのこ(みじん切り) お好みのもの1/4~1/3cup分
塩 適量
コショウ 少々
[A]
にんにく(みじん切り) 大1かけ
オリーブオイル 大さじ1強
[B]
トマトの水煮缶 1缶分
白ワイン 1/4cup
塩 適量
コショウ 適量
[調味料]
キビ砂糖 小さじ1/2~1
醤油 小さじ1/2~1
《下準備》
・生ホタルイカは、水でていねいに洗ってから水切りをしておく。
・玉ねぎは皮をむき、洗って水気を切ってから、みじん切りにしておく。
・きのこはお好みのしいたけや、まいたけ、マッシュルームなどをみじん切りにして擁しておくこと。
・トマトの水煮缶は、ホールタイプならあらかじめ手でつぶして用意しておく。
・[A]のにんにくは皮をむいてから二等分し、芯をぬいてからみじん切りにしておくこと。
・フライパンに[A]をあらかじめ入れて用意しておくとよい。
・ディルはぬるま湯で洗って汚れを落とす。そして水気をキッチンペーパーなどでふいてから葉先だけ摘みとっておく。茎は、香りづけに煮込むときに加えるとよい。
《作り方》
1、 あらかじめ丁寧に洗っておいた生ホタルイカの目とくちばしをとる。そして軟骨部分もしっかりと取り除く。そしてやさしく丁寧に洗ってから水気をふきとる。
《ポイント》
生ホタルイカはくずれやすいので、そっと目やくちばし、軟骨をとること。頭の部分の内臓が出ないように取扱いに注意すること。
2、 あらかじめ用意しておいた[A]を入れたフライパンを弱火にかけ、香りがするまで炒める。
《ポイント》
にんにくが焦げないように注意しながら、いい香りがするまでじっくりと炒めること。香りがオイルに移ったら次の調理にとりかかる。
3、 2の香りがオイルに移ったら、あらかじめ用意しておいた玉ねぎのみじん切りを炒める。
《ポイント》
玉ねぎが全体に油がまわって、透き通るぐらいまで炒めること。
4、 続いてきのこを加えて炒める。
5、 4に[B]を加えいれ強火にして煮立てる。そして[調味料]も加える。再び煮立ったら弱火にして約10~15分程度煮る。
《ポイント》
ある程度、トマトや野菜などを煮込んで味をなじませる。塩は、味を最後に整えるので、少しでよい。ディルの茎は、この時点で加えて香りづけに使ってもよい。その場合、しばらく煮込んだら、茎は取り除くこと。
6、 5の鍋に、下ごしらえした生ホタルイカを加えてさっと煮る。
《ポイント》
ある程度トマトベースをしっかりと煮込んだ後に、生のホタルイカを入れ短時間で仕上げる。生のホタルイカを使うので、濃厚な味わいに仕上がる。
7、 6の味を見て、足りなければ塩コショウで調味し火からおろす。そして手でちぎってディルを加え混ぜ完成。
《ポイント》
ディルはお好みの量を加えるとよい。
《今回のレシピのポイント》
・生のホタルイカを使うことで、ボイルしたホタルイカでは味わえない濃厚なうまみが生まれます。
・生ホタルイカときのこのディル風味トマト煮込みは、パスタソースにしたり、ご飯にかけたり、煮詰める濃度でピザソースにも使えます。いろいろお試しください。
・生のホタルイカが手に入らない場合は、ボイルホタルイカでもよいでしょう。その場合も下処理の目とくちばし、軟骨部分はしっかりと取り去ってから使いましょう。
・ディル以外のハーブのバジルやローズマリー、パセリやお好みのハーブでいろいろな風味を楽しむことができます。
・スープなどで生ホタルイカときのこのディル風味トマト煮込みを伸ばせば、美味しいトマトスープが出来上がります。マカロニなどを入れてボリュームを出すのもおすすめですよ。
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