
魚・貝のレシピ
ハレの日のごちそうに!小田巻き地獄蒸し-追い出し風薄餡添え-
小田巻きとは郷土料理の一つで、うどんの入ったどんぶり蒸しのこと。卵をたっぷりと使っているので、昔はハレの日の料理として愛されていたとか。卵の風味が美味しい茶碗蒸しの下にうどん、ご飯を入れています。普段の小田巻とは一味違った料理にしました。器ごと蒸す地獄蒸しは、アッと驚くような御馳走を用意したい方にもおすすめです。ぜひ試してみてください。
所要時間約40~45分※下準備を除く (3~4人分) (作りやすい分量)
【材料】
白身魚(切り身) 80g
[白身魚の下味]
清酒 小さじ1~2
薄口醤油 小さじ1~2
塩 少々
イカ(冷凍でもよい) 1/2cup弱
[イカの下味]
清酒 小さじ1~2
薄口醤油 小さじ1~2
塩 少々
エビ(冷凍でもよい) 1/2cup弱
[エビの下味]
清酒 小さじ1~2
薄口醤油 小さじ1~2
塩 少々
[底の具]
細うどん(乾麺) 2人前
白ご飯 茶碗一杯
山芋(すりおろし) 5㎝分
とろろ昆布 ひとつかみ
もずく(生) 3~4㎝分
[具材A]
鶏肉(小さく切る) 80~100g
[鶏肉の下味]
薄口醤油 少々
塩 少々
[具材B]
カマボコ(薄切り) 8~12枚
ウズラの卵の水煮 4~8個
はんぺん(好みで用意する) 1/2枚分
[具材C]
青菜(茹でたもの) 1/4束分
椎茸(食べよく切るか、そのまま) 4~8枚
エノキ(2~3等分に切る) 1/4袋分
ニンジン(細切り) 25~30g
銀杏の水煮 1パック分
ワカメ(生ワカメか、乾燥ワカメを水戻し) ひとつかみ
切り餅(好みで用意する) 1~2個
花麩(好みで用意する) 適量
三つ葉(ざく切り) 適量
[卵液]
卵 2個分
だし汁 2cup
薄口醤油 1/4cup弱
清酒 大さじ1~1強
キビ砂糖 小さじ1
味醂 小さじ1/3
[追い出し風薄餡]
和風出汁 1.5cup
薄口醤油 大さじ1.5~1.5強
清酒 小さじ1/2
キビ砂糖 ひとつまみ
味醂 少々
生姜の絞り汁 少々
[水溶き片栗粉]
片栗粉 大さじ1強
水 大さじ1.5
《下準備》
・白身魚は骨を取ってそぎ切りにし、[白身魚の下味]をまんべんなくふっておく。使う直前に汁気をきっておく。
・イカは[イカの下味]をまぶし、大きければ食べよく切っておく。
・エビは殻と尻尾、背ワタを取ってから洗い、水気をきってから[エビの下味]をつけておく。
・[底の具]のうどんの乾麺は湯を沸かして茹でておく。表示よりも短めにしてかために茹で、冷水で冷やしておく。
・白ご飯はタイミングをみて炊いておく。
・山芋は皮をむいてすりおろしておき、もずく(生)と和えておく。
・器にご飯、とろろ昆布、すりおろした山芋ともずくを入れておく。
・[具材A]の鶏肉は小さく切り、[鶏肉の下味]をまぶしておく。
・[具材B]のカマボコは薄切りにし、ウズラの卵の水煮は用意しておく。
・[具材C]の青菜は茹でたものを3~4㎝の長さに切る。椎茸は大きければ食べよく切るか、小さければそのままにする。
・エノキは石づきを落とし、2~3等分に切る。
・ニンジンは皮をむいて細切りにしておく。
・三つ葉はざく切りにしておく。
・[卵液]の卵は割りほぐし、他の材料と合わせてしっかりと混ぜる。
・[追い出し風薄餡]は鍋に入れて煮たて、アルコールが飛んだら水溶き片栗粉でとろみをつける。
《作り方》
1、白身魚の汁気を取り、イカ、エビも汁気を取る。
《ポイント》
汁気を取っておくと臭みを抑えることができる。
2、器に底の具のご飯を入れ、おぼろ昆布、和えておいた山芋を入れる。
《ポイント》
おぼろ昆布と山芋の量は好みに合わせて増減する。
3、2にうどんを入れ、[具材A]を入れる。
《ポイント》
うどんは乾麺でも茹で麺でもよい。
4、続いて[具材B]、[具材C]を入れる。
《ポイント》
見た目の彩りを意識して盛り付けるとよい。
5、4に白身魚、エビとイカをのせる。
《ポイント》
具材の上の方に盛り付けるとよい。
6、卵液を注ぎ、三つ葉をのせる。
《ポイント》
卵液の泡が立ったらチャッカマンなどで火をあてて泡を消すとよい。
7、器にアルミホイルをかぶせる。
《ポイント》
アルミホイルをかぶせておくと蒸した時に余計な水分が入らなくなる。
8、大きめの鍋に7の器を入れて、10~15分ほど蒸す。蒸したらアルミホイルを取る。[追い出し風薄餡]をかけていただく。
《ポイント》
鍋底にキッチンペーパーや布巾などをしいておくとよい。蒸し時間は鍋や容器によって違うので、状態をみながら調整する。
《今回のレシピのポイント》
・普段の料理とは違ったものを楽しめます。
・おもてなし料理やお祝い事にも重宝します。