ボイルつぶ貝とタケノコ 2つの食感が楽しい春のレシピ つぶ貝とタケノコのフレンチソテー

ボイルつぶ貝とタケノコ 2つの食感が楽しい春のレシピ つぶ貝とタケノコのフレンチソテー

春に旬を迎えるつぶ貝とタケノコを、おしゃれなフレンチスタイルでソテ-した逸品。クニュクニュと柔らかいつぶ貝とサクサクのタケノコのハーモニーが絶妙! ほろ苦いなばなとガーリックで仕上げた大人の味わいは、白ワインにぴったりです。

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つぶ貝とタケノコのフレンチソテー

材料(2人分)

  • ボイルつぶ貝(冷凍) 150g
  • タケノコ(水煮) 100g
  • なばな(または菜の花) 1/2束
  • ニンニク 2片
  • オリーブオイル 大さじ1
  • バター 大さじ1
  • 塩・コショウ 少々
  • 白ワイン 大さじ2

作り方

1,ボイルつぶ貝を流水で急速解凍する。解凍後、ザルに上げて水気を切り、一口大に切る。

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2,鍋にお湯を沸かし、なばなをさっとゆでる。冷水にさらした後、水気を切り、食べやすい大きさに切る。

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3,タケノコは厚さ2cm程度にスライスする。

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4,ニンニクをみじん切りにする。
みじん切りにする際、ニンニクの芯は必ず取り除くようにしましょう。ニンニクの芯には苦味があり、料理の風味を損ねてしまうことがあります。ニンニクはまとめて切っておき、オリーブオイルとともに密閉容器にいれておきましょう。いざ、使いたいときにわざわざ切らなくてもよいので時短にもなります。パスタやソテーなど、幅広い料理に活用できるので、冷蔵庫に常備しておくととても便利。保存期間は冷蔵庫で1~2 週間ほど。

5,フライパンにオリーブオイルを熱し、バター、みじん切りをしたニンニクを加え、香りが出るまで炒める。

6,つぶ貝、タケノコを入れ、全体に火が通ったら白ワインを加える。

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7,なばなを加え、塩・コショウで味を整えてでき上がり。

今回の料理のポイント

つぶ貝は、火を通し過ぎると硬くなってしまうことがあります。今回使用したボイルつぶ貝は、あらかじめゆでてあるため、タケノコと炒め合わせるときはさっと火を通すだけでOK。独特の食感を損ねることなく、おいしくお召し上がりいただけます。タケノコはあえて太めにスライスすることで、繊維のサクサク感を残すことができます。食感と風味の両方をお楽しみください。

おいしさの秘訣は解凍法にあり!

冷凍した食品の解凍には、おいしさを損ねない流水解凍がおすすめです。流水ではほぼ均一に解凍でき、芯の部分が未解凍でも調理している間にしっかり加熱できます。電子レンジでは解凍にムラができ、おいしさを損ねてしまうことがあるので注意しましょう。

クニュクニュ食感が楽しい、ボイルつぶ貝の魅力

塩焼きやお刺身でいただくことが多いつぶ貝ですが、火を通すと独特の食感が生まれます。クニュクニュとしながらも柔らかく、かむほどにおいしさが口の中に広がりますよ。
この独特の食感は、いろいろな料理にアレンジをすることができます。ニンニクをたっぷりきかせたアヒージョや、細かく刻んでスープにしてもOK。和風ならご飯と一緒に炊きこんだり、しょうゆとお砂糖で甘く煮詰めたり……。洋風、和風とさまざまレシピでオリジナルの味わいを楽しんでみてくださいね。

また、つぶ貝には、コラーゲン、ビタミンB12、亜鉛、タンパク質、脂質、カリウム、タウリン、ベタインといった栄養素が含まれています。なかでも注目は「亜鉛」。インスタント食品や加工食品が多い現代人は亜鉛が不足しているといわれています。肌荒れや免疫力の低下、食欲不振など、さまざまなトラブルを招くことがあるので注意が必要です。亜鉛が多くふくまれるつぶ貝を上手に取り入れ、美容や健康に役立てましょう!
低カロリーでありながら、栄養バランスに優れたつぶ貝は、まさに現代人にぴったりな食材。煮付けや酢の物、アヒージョでもおいしくいただけるつぶ貝を、食生活に取り入れてみませんか?

今回使用したつぶ貝はこちら【柔らかボイルつぶ貝(むき身) 1kg前後】

文&写真:ねこ りょうこ

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ライター&フードスタイリスト。雑誌編集を経てフリーランスに。食を中心にライフスタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。

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