アジの南蛮漬けでさわやかなお弁当はいかが?ピクニックにぴったりなお魚レシピ

気温が上がり始める5月は、酢を利かせたお弁当のおかずが重宝します。野菜もたっぷり摂れるアジの南蛮漬けは、お弁当やピクニックにぴったり。南蛮漬けには通常、小アジを一匹まるごと使用しますが、エラや内臓を取り除く処理がちょっと面倒というのが正直なところ。そこで今回は、3枚におろしたお刺身用のアジを使用。フライパンでサクっとこんがり揚げるので、後片付けの手間も省けますよ。
楽ちんレシピで、さわやかな初夏の風味をお楽しみください。

さっぱり初夏の味わい アジの南蛮漬け

材料(2~3人前)

  • 真アジ(刺身用) 10枚
  • 塩・コショウ 少々
  • 片栗粉 適宜
  • サラダ油 適宜
  • 玉ネギ 1/2個
  • ピーマン 2個
  • セロリ  1/2本
  • ニンジン 1/2本 

(漬け汁)

  • だし汁 150ml
  • みりん 大さじ2
  • 砂糖 大さじ1
  • ワインビネガー 70ml
  • 薄口しょうゆ 大さじ2
  • 刻み唐辛子 2本分
  • 酒 大さじ1
  •  

作り方

1,玉ネギはスライスし、キュウリ、ピーマン、セロリは千切りにする。

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2,漬け汁の材料をすべてボウルに入れ、よく混ぜておく。

3,アジの両面に塩・コショウを振る。

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4,アジに薄く片栗粉をまぶす。

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5,フライパンにサラダ油を多めに入れて熱し、アジを皮面から入れる。

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6,両面にこんがり焼き色がついたら取り出し、油を切っておく。

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7,漬け汁をバットに入れ、野菜、アジを加えて軽く混ぜる。

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8,ラップをし、冷蔵庫で30分置く。ときどきアジを裏返しながら味を染みこませる。

9,器に持ってでき上がり。

今回使用した真アジはこちら

今回の料理のポイント

今回のレシピのポイントは、なんといってもフライパンひとつで作ることができるという点です。子アジをまるごと揚げる場合は火が通るのに時間がかかるため、揚げ油が必要になりますが、お刺身用に3枚におろしたアジなら、ムニエル感覚で作ることができます。アジをカラリと焼き揚げたら、刻んだ野菜とともに漬け汁に入れるだけなので、手がかかっているようにみえて簡単なのもうれしいですね。

酢とワインビネガー、なにが違うの?

酸味をきかせた料理に欠かせないお酢。わたしは、料理に合わせて酢やレモン、ワインビネガーなどをチョイスしています。たとえば、今回使用したワインビネガーは、その名の通り、ワインと同じくぶどう果汁を発酵・熟成させて作ります。白と赤があり、ワインのような渋みと香りが特徴です。
ドレッシングや南蛮漬けのような漬け汁に使用するなら、まろやかな風味でさっぱりとした白がおすすめ。魚の臭みを消す効果もあるので、カルパッチョやマリネにもよく合います。

江戸時代に伝来した「南蛮」という言葉

今回ご紹介した「アジの南蛮漬け」。この「南蛮」という言葉、考えてみるとちょっと不思議です。諸説はありますが、徳川家康が天下統一をする以前、スペインやポルトガルなどからやって来たものを「南蛮渡来」と呼ばれたことに由来するといわれています。

当時、魚を揚げる料理が存在していなかった日本。外国から入ってきた新しい調理法にも南蛮の名前がつけられたと考えられています。また、一説には、スペイン人やポルトガル人が持ち込んだ、玉ネギや唐辛子、コショウなどをまとめて南蛮と呼んだともいわれています。

なにはともあれ、日本の家庭料理にすっかり定着したアジの南蛮漬け。お弁当のおかずはもちろん、きりっと冷えたビールや白ワイン、冷酒とも相性抜群! お刺身用の真アジなら、フライパンで調理ができるので簡単に作ることができますね。

野菜もいっぱい摂れちゃう、栄養満点のおかず

アジの南蛮漬けで火を通すのはアジだけ。野菜はすべて生を使用します。野菜に含まれるダイエットや美容に効果があるとされる酵素は、加熱すると壊れてしまうので、生野菜を食べることが基本。とはいえ、野菜だけを大量に食べるのって意外と大変ですよね。その点、南蛮漬けの野菜は、漬けることで野菜のかさが減り、無理なくたくさんの野菜を摂ることができます。くわえて、脂肪を燃焼させたり、生活習慣病を防いだりすることで知られる「必須脂肪酸」は青魚にたくさん含まれています。アジと野菜を一緒に食べることができるアジの南蛮漬けは、栄養バランスに優れた一品です。ダイエットや美容にはもちろん、メタボが気になるお父さんにもぴったりですね。
お弁当に入れる際は、汁もれを防ぐために、アジや野菜が漬け汁を吸い込んだ2日目以降がおすすめ。初夏のさわやかな風を感じながら、さっぱりとした味わいをお楽しみください。

文&写真:ねこ りょうこ

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スタイル提案の記事を中心に執筆。モットーは『食べることは生きること』。今日もおいしい食材を求め、日本全国を取材活動中。

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