カキの臭み取り

カキの臭み取り

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プリプリとした乳白色の身がおいしい「カキ」。旬は、産卵を終えた冬の11月頃からはじまり、最もおいしくなるのは産卵の準備に入る3~4月頃といわれています。そこで今回は、カキ独特の臭みを取る方法をご紹介。フライや鍋など、お好みの料理にアレンジしてみましょう。

カキの臭み取り

材料

  • カキのむき身
  • 大根おろし

手順

  1. ボウルにカキのむき身をいれ、カキの分量の5%ほどにあたる塩を加える。
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  2. 大根おろしを加え、身をつぶさないようにもみ洗いをする。
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  3. 大根おろしに汚れが吸着し、黒っぽくなる。
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  4. 2.を塩水でよく洗い流す。
  5. キッチンペーパーで水分をよく拭き取る。
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いろいろなカキの臭み取り

カキの臭み取りには大根おろしのほか、片栗粉や塩を用いる方法があります。片栗粉はカキの表面についた汚れを吸着し、浮かせて取り除くことができます。塩も同じ要領になりますが、しっかり洗わないと塩分が残ってしまうので注意しましょう。

今回使用した大根おろしは、カキのひだの部分に入って汚れをきれいに除去。このとき、塩も吸着するため、塩辛さは残りません。臭みもしっかり取り除くことができました。

これは、大根に含まれる酵素がカキの表面のタンパク質を分解し、洗い流したためです。大根おろしでゆっくりとカキをもむよう丁寧に洗うと、大根おろしに汚れが移り黒っぽくなりますのできれいに洗い流します。ぜひお試しを。

「R」のつかない月はカキを食べない!?

欧米でもよく食べられているカキ。オイスターバーと呼ばれるレストランは連日多くの人で賑わっています。海外でも人気のカキですが、May(5月)やAugust(8月)など、「r」が付かない月にはカキを食べてはいけないといわれていることをご存知ですか? その理由は、カキが産卵の準備に入ると身が水っぽくなり、おいしくないからとのこと。

とはいえ、新鮮なシーフードが名物になっているアメリカ西海岸では、1年中カキが食べられています。特にLAっ子はカキが大好き! わたしも知人に連れられ、おいしいカキを堪能することができました。

日本では生のカキはポン酢やおしょうゆでいただきますが、アメリカではレモンスライス、カクテルソース、ホースラディッシュ(西洋ワサビ)、とクラッカーなどにトッピングしていただきます。

サクサクとしたクラッカーにクリーミーなカキの組み合わせはまさに絶品! 新鮮なカキが手に入ったら、ぜひチャレンジを!

海のミルクといわれる理由

カキはその豊富な栄養価から「海のミルク」とも呼ばれています。身がミルクに似た乳白色であることにくわえ、牛乳に引けをとらない栄養素を含んでいることからこう呼ばれるようになったといわれております。

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