簡単!蟹のおもてなし料理

簡単!蟹のおもてなし料理

冬は何かと来客の多い季節。そして冬のおもてなし食材と言えば、もちろん蟹ですよね! みんなでワイワイとボイルした蟹やお鍋をつつくだけでも楽しいですが、ここでササッと蟹を使った一品料理を出せたら、グーンと株が上がるはず。
今回はそんなときにぴったりの、簡単にできちゃうおもてなし蟹料理を2品ご紹介します。「大好きな蟹をどっさりお取り寄せしたのはいいけど、定番の食べ方では食べ尽くした」というときや、「ちょっと飲みたいときのもう一品」にも、ぜひ試してみてくださいね。

電子レンジで時短! ふろふき大根の贅沢蟹あんかけ

まずは、お鍋が煮える前の一品にもぴったりの、ふろふき大根です。いつもの家庭料理も、あんの蟹を細かくほぐさず、プリっとした食感が楽しめるサイズのままにすることで、一気に豪華な一品に変身しますよ!
そして、今回はなんと、電子レンジを使った時短レシピでもあります。お客様が到着する前に、こっそり電子レンジで大根の火入れまで済ませてしまい、到着してからあんを仕上げましょう。

材料

  • 大根 2cmほどの厚みにカットしたものを人数分
  • ズワイ蟹 1人分につき足1〜2本(ボイルならそのまま、生ならサッとボイルしておく)
  • 薄口醤油:みりん:砂糖:酒 1.5:1:1:1
  • 昆布だし 大根が3/4ほど隠れる程度(顆粒でもOK!)
  • 飾り用に青菜や柚子など

作り方

  1. 2cmほどの厚みにカットした大根の皮を厚めにむき、両面に十文字の切り込みを浅く入れ、面取りをします。
  2. 電子レンジ可の深めの容器に並べ、大根の3/4ほどの高さまで昆布だしを入れ、(水を入れて、適量の顆粒昆布だしを振り入れてもOK)だし汁が浸るように、大根にキッチンペーパーをかぶせます。
  3. ふたを軽くのせて(※しっかり閉じない)500wで5分加熱したら一度取り出し、大根を裏返します。
  4. 調味料を全て加えてさらに5分加熱。竹串を刺してみてちょうどよい硬さになっていたら、そのまましばらく置いて味をなじませます。まだ硬い場合は様子をみながら追加で加熱してください。
  5. ふろふき大根の煮汁を小鍋に移し、味を調えます。「少し薄いかな?」と思ったら、調味料を足すか、煮詰めてください。濃い場合は水を足し、あんにしたい量だけ小鍋に残します。
  6. 水溶き片栗粉でとろみをつけたら、蟹のむき身を加えてさっと和えます。
  7. ふろふき大根にあんの部分をかけ、その上に蟹をのせ、青菜や柚子などをお好みで添えたら完成です!

青菜はサッと茹でた小松菜や青梗菜、三つ葉などを。蟹の香りをシンプルに楽しみたいならそのままで、ちょっとお洒落に演出したいときには、柚子の香りを足すのもおすすめです。
こちらはボイルした蟹を使った一番簡単なレシピですが、もしそのときに用意してあるのが生ズワイ蟹の場合は、(5)の工程の前にサッとボイルして引き上げておきます。(沸騰したお湯に1分半ほど)ゆで汁も(5)の小鍋に足して、お好みの濃さまで煮詰めてからとろみをつけましょう。蟹の旨味がより楽しめる極上のあんに仕上がりますよ。

焼き蟹と彩り野菜のコチュジャン炒め

次にご紹介するのは、ビールがついつい進む、ピリ辛のコチュジャン炒めです。ポイントは刻みネギ。ごま油とネギの香りに、コチュジャンの甘辛さが食欲をそそります。白いごはんにも合いますので、おかずとしてもおつまみとしても。また、冷めてもおいしいのでお弁当にもOKで、いろいろなシーンで重宝するレシピです。

材料

  • ズワイ蟹 足2〜3本(ボイルならそのまま、生なら焼いておく)
  • 長ネギ 1/3本ほど(ネギの大きさによってお好みで調節してください)
  • 生姜 ひとかけ
  • ブロッコリー 一口大にカットしたものを5個程度
  • パプリカ 1/3個(蟹とコチュジャンが赤なので黄色がおすすめです)
  • ごま油 小さじ1
  • コチュジャン 小さじ1強
  • 醤油 小さじ1/2

作り方

  1. 長ネギは粗みじん切り、生姜はみじん切りに。ブロッコリーは少し硬めにゆでて一口大に。パプリカも食べやすくカットしておきます。蟹は殻をむいて、半分か1/3に切っておきます。
  2. 弱火にかけたフライパンにごま油を熱し、生姜を加えて香りを移したら、ネギを加えて炒めます。
  3. 強火にし、ブロッコリーとパプリカを加えて炒めます。
  4. さらに蟹を加えてサッと炒め、コチュジャンと醤油を合わせた調味料を和えたら完成です! (コチュジャンが固めのタイプの場合は、お酒を足して和えやすい硬さまでのばしてください)

野菜の歯ごたえが残るように、フライパンでの加熱は短時間で仕上げるのがコツです。合わせる野菜の種類はお好みで何でもOKですが、インゲンやアスパラなど、彩りと歯ごたえのあるものをチョイスしましょう。
また、生のズワイ蟹を使う場合、加熱方法は香ばしさが加わり甘みの増す“焼き”がおすすめです。フライパンや魚焼きグリルでも焼けますが、オーブントースターを使えばとっても簡単。ボイルされた蟹はそのまま使っても十分美味しくできますが、殻ごと薄く小麦粉をまぶし油で揚げてから調理すると、おいしさが数段アップしますよ。

とっても簡単なのに、ゲストをおもてなしできるご馳走に仕上がるレシピ、いかがでしたでしょうか? 蟹のパワーは偉大ですね。どちらのメニューも1人分から美味しくできますので、当日に初めて作るのはちょっと心配だという方は、まずは少量で試作してみてくださいね。 

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